コロナ禍では、人混みをいかに回避するかが重要になる。各種の地図サービスを上手に使うと、不用意に混み合った場所に出かけなくて済む。多くのサービスが、地図の色分けやグラフでエリアやスポットの混雑状況をリアルタイムで公開しているからだ。
そのためのデータ収集に大きな役割を果たしているのがスマートフォンだ。各サービスは自社サービスを利用するユーザーのうちデータ提供を許可したユーザーの位置情報を匿名で収集し、それを分析して混雑状況を示している。
スポットの混雑、当日の状況もわかる
まずは、米グーグルが提供する「Googleマップ」。ウェブ版でもスマホ版でも施設名などで検索すると、画面左下に時間帯別の混雑状況がグラフで表示される。当日の様子はピンクの棒グラフで表示される(図1)。

ヤフーが提供するウェブ版の「Yahoo!地図」では、地図に表示されたエリアの混雑状況を色分けして表示できる。右上の「地図の種類を変更」から「混雑レーダー」を選択すればよい(図2)。画面左端のスライダーをドラッグすることで、過去24時間の推移も確認できる(図3)。同等の機能はスマホ版の「Yahoo! MAP」でも利用可能だ。

