風呂ではシャワーをこまめに止める
お風呂で無駄遣いしがちなのはシャワーです。シャワーを止めるのが面倒で流しっぱなしで体や髪を洗ってはいませんか? 一般的なシャワーの場合、1分間で約12リットルの水が出ているので、こまめに止めることが一番の節水になります。
蛇口が遠いなどでこまめに止めるのが面倒な場合は、手元に止水スイッチがついたシャワーヘッドに換えるのもよいでしょう。また最近のシャワーヘッドには節水型のものもあり、従来品に比べて50~60%以上節水できるタイプもあります。
またお風呂の残り湯を二次利用することも節水につながります。掃除に使ったり洗濯に使ったりするのはご存じの方も多いと思います。筆者も実際に二次利用していますが、効果的に水道代を節約できると実感しています。ただし風呂の残り湯には汚れもついているので、洗濯に使う場合は「洗い」のときまで。「すすぎ」からは新しい水を使うことをおすすめします。
キッチンでも節水できる
水を使うことが多いキッチンでも使い方次第で水道代の節約につながります。
米の研ぎ汁は、洗いおけなどにためて、調理後のフライパンや鍋の下洗いをするのに使うのがおすすめです。
味噌汁やスープなど汁物を作るときは、蒸し器の下段のなべで作り、上段には付け合わせの野菜をセット。蒸すために別に湯をわかす必要がなくなり、節水になります。
毎日使う水だからこそ、使いかたの習慣が大きな節水につながります。いま一度、自分の水の使い方を見直してみてください。
矢野 きくの(やの・きくの)
家事アドバイザー・節約アドバイザー。明治大学卒。女性専門のキャリアコンサルタントを経て現職に。家事の効率化、家庭の省エネなどを専門にテレビ、雑誌、講演などで活動。著書:「シンプルライフの節約リスト」(講談社)他 オフィシャルサイト https://yanokikuno.jp
