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吉田カバンのランドセル ナイロン素材、こだわり満載

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「吉田カバン」として親しまれる吉田(東京・千代田)が展開するポーターからオリジナルランドセル「ポーター サッチェルバッグ」が登場した。これまで同社は伊勢丹とのコラボレーションでランドセルを製作していたが、インライン(一般流通品)での販売は今回が初となる。

異なる新ジャンルに挑戦する良い機会

なぜ今、オリジナルを展開するのか。その理由について吉田の広報・岡田博之氏は、「ランドセルは以前からお客様からの要望が多いアイテム。弊社は2020年に創業85周年を迎え、今までのカバン作りとは異なる新ジャンルに挑戦する良い機会だった」と話す。

多様性が進む中、ランドセルへのニーズも様々で、各社が素材やデザインなどにこだわった多くの商品展開を行っている。「ラン活」と呼ばれるように、ランドセル選びに時間をかける人が増えており、「その中にポーター サッチェルバッグという選択肢ができるよう、こだわりを込めて製作した」(岡田氏)という。

ランドセルは通常のカバン作りとは異なるため、「構想期間は長年に及んだ」と岡田氏。子供が毎日使うランドセルは、機能性はもちろんのこと、とりわけ安全性に配慮したそうだ。また、親にとっても子供にとっても一生に一度の買い物となる大切なアイテムのため、万が一のことがないよう丁寧に準備を進めたという。「長年培ったカバン作りの経験と技術を込めて、機能性・安全性の高いランドセルに仕上げた」と岡田氏は自信をのぞかせる。

21年4月28日に数量限定で受注予約を開始。受注期間は当初9月末までを予定していたが、現在は未定。商品の引き渡しは22年3月上旬~中旬を予定している。価格は9万3500円。公式オンラインストアほか、サンプルを展示している取扱店舗で予約できる。

軽量で強度に優れたコーデュラナイロン製

「ポーター サッチェルバッグ」が一般的なランドセルと大きく異なる点が、素材の使い方だ。メイン素材には、軽量で強度に優れた「コーデュラ ホロフィルエアーバリスティック」ナイロン生地を採用している。摩擦や引き裂き強度に優れながら、従来の1680デニールのコーデュラバリスティック生地と比べて約20%軽量な生地だという。

吉田カバンはレザーバッグも手掛けているが、ナイロン製品のイメージが強い。そこで、「あえてナイロンという自社のアイコニックな素材を使用した」(岡田氏)。本革や合成皮革のランドセルとは一線を画す、ポーターらしい仕上がりとなっている。

フラップの先端部分には、レザーを貼ることで耐久性を高めている点も見逃せない。レザーにはPU(ポリウレタン)加工を施した水に強い牛革を使用しているため、雨の日でも安心だ。

安全面においてはリフレクターテープを採用しており、本体の計6カ所(フラップ部分正面×1、左右マチ部分×2、リュックストラップ正面×2、本体底部中央×1)に配置。ダークグレーのリフレクターは、デザインのアクセントとしてもひと役買っている。

背負いやすく、背面メッシュで蒸れにくい

快適な背負い心地を追求し、背面には「キュービックアイ ピケライト」のメッシュ生地を採用している。この生地は表面が凹凸になった特殊立体ハニカム構造の素材で、へこんでいる部分に体が触れにくいため、汗や体から出る蒸気を発散するという。

生地表面のくぼみは「カバンと体が接触する部分の圧迫を軽減し、長時間の着用による疲労感を緩和させる効果がある」と岡田氏は話す。通気性・保温性・衝撃吸収性・速乾性に優れ、主に医療やスポーツ関係の現場で使用されており、同社の「ポーター シングス」シリーズにも用いられているメッシュ生地なのだとか。

リュックストラップは肩のラインに沿うように設計されており、両肩でバランスよく支えられる。リュックストラップ裏側に採用している芯材にステッチを入れることで、肩が当たる部分の圧力を分散させている。この構造もインラインのカバンで採用しているもので、「これまでミリタリーやアウトドア、スポーツなどさまざまなテーマごとに製作してきたカバン作りのノウハウをランドセルに詰め込んでいる」(岡田氏)という。

また、一般的なランドセルには見られないディテールがチェストストラップだ。チェストストラップを使うとランドセルが肩からずれ落ちる心配がないため、特に体が小さな低学年には非常に便利。高さを2段階に調節できる仕様で、バックル部分にはドイツのFID LOCK社製のマグネットを採用しており、簡単に開閉できるのも魅力だ。

本体の重さは1400グラムで、牛革のランドセルと同程度。軽さをうたっている合皮のランドセルは1000グラム前後なのを考えると、ナイロン製だからといってそれほど軽くはない。しかし、背負いやすさを追求した作りにより、実際に背負うと本体重量よりも軽く感じられるはず。

収納性に優れ、中の荷物が揺れにくい構造

本体フラップの開閉部分にも、FID LOCK社製マグネットを採用している。パーツ同士を近づけるだけでロックがかかるため、低学年でも簡単に素早く開閉できる。一定方向からしか取り外せない構造なので、外れにくく安全性も高い。

メイン収納部はA4フラットファイルを収納できるサイズに設計。口枠部分には、形崩れを防ぐためにピアノ線を使用しており、生地はソフトだが荷物を出し入れしやすい作りになっている。

メイン収納部の底板には、角度を付けた三角形のパーツを採用している。これは背負った際に内装の底が背中側にかけて低くなる仕様で、カバンの中身が固定されやすくなるため歩行時に荷物の揺れを抑えられるという。

前ポケットを備え、前ポケットとメイン収納部の間にもタブレットの収納などに便利なポケットを搭載する。本体の左側面には、ミリタリーを連想させるテープを一定間隔に区切って取り付けており、下部のポケットと合わせて鍵や定期入れの収納に最適だという。

親世代の興味を引く、吉田カバンらしいランドセル

吉田カバンならではの機能的な作りが見られる「ポーター サッチェルバッグ」。コーデュラナイロンをメイン素材とし、見た目にも個性的なランドセルに仕上がっていることもあり、「オンラインストアでの受注が伸びている」と岡田氏は話す。

特にターゲット層は設定していないものの、「当社のファン層である30代以上の方に響くよう意識した」(岡田氏)だけあって、すでに予約をした人の多くが普段からポーターのバッグを使っている同社の支持層だという。やはり、吉田カバンのオリジナルランドセルということで注目度が高いようだ。

今後も毎シーズンの販売を予定しているそうなので、これからランドセルを購入する予定のある人は、選択肢のひとつとして検討してはどうだろう。

(ライター 津田昌宏)

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