ビジュアル解説 忘れ物防止タグ主要3製品を徹底比較忘れ物防止&紛失トラブル解決(中)

2021/9/15

「忘れ物防止タグ」は通信機能を備えた小型のデバイスだ。鍵や財布などなくして困るものに取り付け、もし紛失した場合は、スマートフォン(スマホ)のアプリなどと連携して場所を特定する。その製品選びのポイントや使い方を解説する連載の2回目。今回は主要3製品の特徴を詳しく見ていこう。

【記事本編はこちら】忘れ物防止タグはどれを選ぶ? 主要3製品を徹底比較

AirTag、Tile、MAMORIOを横並び比較

図1 忘れ物防止タグの定番、3製品の差を見ていく。まずは本体サイズ。小さいほうからMAMORIO、AirTag、Tileの順。特にMAMORIOは重さも3グラムと軽量だ。本体の厚さが8ミリあるAirTagが一番重い
図2 駆動時間は3製品とも1年程度でほぼ同等。電池交換できるのはAirTagとTile Mate。MAMORIOは電池交換できないが、新しい製品を割引価格で購入できる
図3 探し方は製品ごとに異なる。近くにあるとき、音を鳴らして場所を知らせるのはAirTagとTile。特にTileのほうは音量が大きく気付きやすい。スマホアプリで探せるのはAirTagとMAMORIO。置き忘れに対応するのはMAMORIOで、有料になるがTileも対応する。ユーザー連携で探し出す機能は3製品とも対応する
図4 通信方式や防水性能、対応端末(OS)についてまとめた。通信方式はBluetoothが基本で、AirTagのみ超広帯域無線通信やNFCにも対応する。防水性能はAirTagがIP67と高い。Tileも対応だが防滴レベルだ。対応端末ではAirTagだけiPhoneやiPadのみで、Androidは使えない点に注意したい

AirTagは導入が簡単

図5 ここからは各製品の導入方法を見ていく。まずはAirTag。アップル純正とあってiPhoneとの連携も簡単だ。AirTagの絶縁シールをはがすと電源が入り(上)、近くにあるiPhoneが自動的に認識する(下)
図6 図5下で「接続」をタップすると、左の画面に切り替わる。ここでAirTagを取り付ける荷物を選択。候補になければ「カスタム名」に進み、自分で名前を入力しよう。次にAirTagとApple IDを連携する
図7 Apple IDと連携すると、AirTagのセットアップは完了。登録したAirTagは、iPhone標準の「探す」アプリ上の「持ち物を探す」項目に追加される(1)(2)。現在地を探す場合は、この項目を開くとどこにあるかわかる

TileとMAMORIOはアプリから登録

図8 Tile Mateは、左上の専用アプリをスマホにインストールしてからセットアップする。アプリを起動したら、まず「新規登録」へ進む。アカウントを作成した後、画面の指示に従ってTileデバイスとペアリングする
図9 MAMORIOも専用アプリからセットアップする。アプリを起動したら「新規アカウント作成」を済ませ、次にMAMORIOデバイスを登録。右の図のように名前とタグを付ける荷物のカテゴリーを指定し、「置き忘れ通知」をオンにする

AirTagを使った探し方

図10 AirTagを付けた物を紛失したら、探すアプリを起動して「持ち物を探す」項目を開こう。目的のデバイスが自分の現在地と同じ場所に表示され、「自分が所持中」となっていれば、近くにあるという意味だ
図11 実際に探し出すには、図10右で紛失したAirTagを選択。開いた画面で「探す」を実行すると(1)、iPhoneがAirTagの電波を捉えて置き場所の方向、現在地からの距離を表示する(2)。AirTagがある方向に向くと画面が緑色に変わるので、そのまま直進(3)。近づくと「この周辺」という表示に変わる(4)。あとは右下のスピーカーアイコンを押して音を頼りに探す(5)
図12 図10左で開いた探すアプリで確認。目的のデバイスに「自分が所持中」との表示がなく、最後に検知された場所と現在地からの距離が表示されていたら、外出先で落とした可能性が高い(左)。探すときは、そのAirTagを開いて「紛失モード」を「有効にする」を実行(右)
図13 紛失モードでは、荷物を拾ってくれた人と連絡を取れるようにメッセージを入力できる。連絡手段は電話かメール。電話番号の指定が標準となっているが、iOS 14.6以降はメールアドレスも指定できるようになった
図14 AirTagを落とした場所の近くをiPhoneを持った人が通ると、図5の仕組みを使って持ち主に「○○(場所)の周辺で見つかりました」という通知が届く

TileとMAMORIOの「探す」機能

図15 Tileを取り付けた荷物が見当たらないときは、スマホの専用アプリで確認。画面左のように「…近くにあります」と表示されていれば、自宅内など近くに置き忘れている。この場合は「探す」を実行すると、Tileが鳴り出すので音を頼りに探し出す(1)(2)
図16 外出先で紛失した場合は、図15右と同じ探す画面へ進むと「…接続圏内にありません」と表示される(上)。最後に検知した場所を確認後(右下)、ユーザー連携で探すために「見つかったら通知」を実行。検知されるとスマホに通知が届く(右上)
図17 MAMORIOは、左上のように電波の強さレベルが表示されていれば、荷物は近くにある(1)。あとはデバイスを選び、開いたメニューで「カメラで探す」を実行(2)。するとAR機能でカメラの映像にデバイスの位置を「○」印に重ねるようにして表示する(3)。電波の圏外なら右上のメニューから「探しています」を実行し(4)、同機能をオンにする(5)
図18 MAMORIOは標準で置き忘れ時に通知が届く(左)。通知タイミングは、図17右上のメニューから調整可能だ(右)

【記事本編はこちら】忘れ物防止タグはどれを選ぶ? 主要3製品を徹底比較

(ライター 原如宏)

[日経PC21 2021年10月号掲載記事を再構成]

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