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写真はイメージ=PIXTA

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「元気が出ない」「希望が持てない」というときは「メンタルでなんとかしようとするのではなく、まずは動いてみる。そんな具体的なノウハウが必要です」。自律神経研究の第一人者としてプロスポーツ選手、アスリート、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる医師の小林弘幸氏はこう言います。そんなノウハウを108項紹介した『整える習慣』(日経ビジネス人文庫)から、その一部を紹介します。6回目は食の整え方です。

◇   ◇   ◇

1日を逆算して食べる

コンディションを整えるために「暴飲暴食はしない」は基本中の基本。

とはいえ、パーティでコース料理を食べなければいけないとか、焼き肉に誘われていて「食べないわけにはいかない」ということもあるでしょう。

体のコンディションを整えるといっても、一流のスポーツ選手がオリンピックの競技前にするような、徹底した食事管理をする必要はありません。そもそも、そんなことは無理です。

そこで、少しだけ気を配ってほしいのが「一日を逆算して食べる」ということ。

「今夜は食事会へ行く」「友達と焼き肉の約束がある」というときには、ランチは少し軽めにして、夕食に備えるという意識です。

また、飲み会へ行くときには、自分の体の状態を確認しながら「今日は、お酒はこのくらいに留めておこう」と決めておくことも大事です。

要するに、コンディションづくりの基本は計画性。

行き当たりばったりで、その場の流れに任せてばかりいると、どうしても食べすぎ、飲みすぎになり、翌朝に後悔するのです。

ここで大事なのは、必ず「その日に清算する」という部分。

「飲みすぎ、食べすぎたから、翌日の朝食は抜こう」というのは意味が違います。それはただ気持ち悪くて、食欲がないだけです。

「食べすぎた翌日に調整する」のも、しないよりはしたほうがいいのですが、大事なのは「その一日で調整できるよう、逆算して食べる」という意識です。

若いうちはある程度無理をしても特に問題ありませんが、30代、40代になってきたら自律神経はより乱れやすくなってくるので、食事にも少しずつ気を配っていきたいところです。

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