資産づくりに株を買う リスク抑え、銘柄選び楽しんで

2021/8/24
写真はイメージ=PIXTA
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株式投資を資産づくりに取り入れるのであれば、短期の売買を繰り返したり、値上がりしそうな株(銘柄)にお金をつぎ込んだりする「投機」はNG。将来性のある会社を選んでその株を買い、配当や優待を受け取りながら値上がりするのをじっくり待つのがおすすめです。株式投資に回す金額を決めることも大切。それによって「リスクの取りすぎ」を防ぐことができます。

株はいくらで買える?

そもそも株っていくらくらいで買えるのでしょうか。

個人が売買できるのは証券取引所に登録(「上場」といいます)している会社の株で、その数は現在3700あまり。それぞれの価格(株価)は日々変動していて、ネットや新聞でチェックできます。ただし、上場株の売買は基本的に100株単位で行います。ですから、株価が2000円の株を買うには20万円必要ということになります(証券会社へ支払う手数料が別途かかります)。

株価は銘柄によってものすごく幅があり、安いものだと100円未満、高いものだと数万円になります。100株単位だと1万円未満から数百万円ということですね。

前回お話ししたとおり、株式投資は貯蓄や投資信託の積み立てをしたうえで行うべきもの。そのうえで、株式投資に回せる金額がいくらくらいかを考えます。予算を決めれば、それによって買える銘柄数はかなり絞られます。予算の範囲内であれば、2つあるいは3つの銘柄を組み合わせてもかまいません。

「いつ買う」より「何を買う」が大切

株を買うとき、考えるべきことは2つしかありません。「いつ買うか」と「何を買うか」です。

株は、安いときに買って高いときに売ることによって利益が得られるわけですから、「いつ買ったらよいか」といえば「最も安いとき」であり、「いつ売ったよいか」といえば「最も高いとき」ですよね。でも、「最も安い」とか「最も高い」というのは、あとになってからでないとわかりません。だからそのタイミングを当てるのはほぼムリ。それでもできるだけ安いところで買おうとするなら、ずっと株価を見ている必要があります。

株の売買を職業にしている人なら別ですが、それが本業でない人は株価を追い続けることなんてできません。

なので、資産づくりのために株式投資をするなら、「いつ買うか」より「何を買うか」を考えましょう。

個々の会社の株価は、その会社の価値や将来性を反映したものです。将来的に価値が上がっていく会社は株価も上がっていくと考えられます。では価値とか将来性とはなんでしょうか。難しく考える必要はありません。

たとえば、その会社の作っている製品が世の中の役に立っているか、その製品がないと困るか、というようなことに着目すればよいのです。この先の日本の課題、例えば、環境問題、高齢化、少子化、格差の拡大などに対して、その解決策となる技術や商品などをもっている会社、ということでもよいでしょう。

もちろん、世の中には知らない会社のほうが圧倒的に多いので、ネットの株式関連のサイトや、「日経マネー」などの雑誌のほか、毎日のニュースなども参考になるし、(今は新型コロナウイルス禍で難しいですが)買い物、外食、通勤、旅行など、日常生活に銘柄選びという視点を取り入れれば、いろいろな発見につながるはずです。

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必ず自分で調べ、予算内で買えるものを