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お笑いの有料ライブ配信 公演後もチケット販売で稼ぐ

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NIKKEI STYLE

日経エンタテインメント!

コロナ禍となって以降、有料ライブ配信が注目を集めている。なかでも今年に入って好調なのが、お笑いのジャンルだ。5月31日に、オードリーの若林正恭と南海キャンディーズの山里亮太で開催した「明日のたりないふたり」は5万5000枚を売り上げ、1月1日に配信した「マヂカルラブリーno寄席」は、1万7000枚のチケットを販売した。

これらを配信したのが「FANY」。吉本興業が今年4月に、チケット販売、オンライン配信、オンラインサロン、クラウドファンディング、ECモールといった様々なネットサービスを統合しリブランディングしたものだ。昨年コロナ禍に見舞われたことで、急速にデジタル化を推し進めたという。

オンライン配信は、昨年6月に始まり、現在、全国14全ての劇場から配信が可能。この1年で約5500公演を配信した。コロナ前は、1年間に約1万9000回の劇場公演を行っていたそうで、その4分の1を超えている。配信ライブのチケットの価格に関して、吉本興業のFANY事業本部・山地克明氏、梁弘一氏は、「通常公演の約半額程度を目安にしています。1000~2000円ぐらいのものが多く、手軽に楽しんでもらえています」と語る。

オンライン配信ならではのメリットは大きく2つあるという。まず1つ目は、視聴者層が拡大したことだ。日本全国で視聴されており、「例えば、関西の若手芸人が多く出演する大阪の『よしもと漫才劇場』の公演を、全国のお笑いファンたちが購入してくれているんです」(梁氏、以下同)。

男性視聴者も増加傾向にあるという。昨年までは、購入者の90%以上が女性だったが、コンテンツが多様化してきた結果、今年に入って男性が増加。「明日のたりないふたり」は特に顕著で、20代と30代の男性で44%を占めた。「若林さん、山里さんともに深夜ラジオをやられているので、そこの男性リスナーが購入してくれたと分析しています。新規流入率77%という驚異的な数字も出ました」

後伸びで販売数が17倍に

そして2つ目が、チケット販売が"公演後"も期待できることだ。「明日のたりないふたり」は、評判の良さから公演後のチケット販売期間を2週間延長し、最終的に5万枚を突破した。チケットの後伸びに欠かせないのはSNSだが、成功例の1つが、前出の「マヂカルラブリーno寄席」。最終的に1万7000枚が売れたが、公演開始時には1000枚しか売れていなかったという。

「単純に内容が素晴らしかったこともありますが、公演中に視聴者がSNSで大盛り上がりをし、そこからチケットの売れ行きが加速。公演後も、野田クリスタルさんがツイッターで積極的につぶやいたことも影響し、爆発的な後伸びを記録しました」

また、YouTubeの有効活用で最終的に7500枚以上を売り上げたのがニューヨーク。神保町よしもと漫才劇場の若手芸人を集めて5月に行った「さようなら花鳥風月ライブ」は、ニューヨークのYouTubeチャンネルの1企画から配信ライブに発展したもの。

YouTubeで日々盛り上がりを作っていったことで、枚数を積み上げた。「SNSの中でも、特にYouTubeと組み合わせたときの効果が大きいというデータが出ており、今後はそういった情報も芸人たちに共有していきます」

今後は、「ユーザーさんはより使いやすく、芸人にとっては多彩なライブを開催できる、より稼げる場にしていきたい」とのこと。さらに外部のコンテンツホルダーと積極的に組むことも考えているという。「日本テレビさんと組んで成功したのが『明日のたりないふたり』だったので、これからもテレビ局やラジオ局などとタッグを組んでいく予定です。他事務所の芸人さんのライブもFANYで発信できればと思っています」

(ライター 中桐基善)

[日経エンタテインメント! 2021年8月号の記事を再構成]

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