ソニーの「WF-1000XM4」は、ノイズ低減機能に優れたワイヤレスイヤホン。売れ筋だった従来機種からノイズ低減機能をさらに強化し、防水機能を加えて小型化した。ここでは写真で紹介する。
図1 ソニーの「WF-1000XM4」はハイレゾ対応のワイヤレスBluetoothイヤホン。業界最高のノイズ低減機能をうたう。写真の「ブラック」のほかに「プラチナシルバー」もあるWF-1000XM4(ソニー)
実売価格 3万3000円前後
●型式:密閉、ダイナミック●ドライバーユニット:6ミリ●重さ:7.3グラム(イヤホン、片側)●連続音声再生時間:8時間(ノイズ低減機能有効時)●充電時間:約1.5時間●通信方式:Bluetooth 5.2●最大通信距離:10メートル●対応Bluetoothプロトコル:A2DP、AVRCP、HFP、HSP●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC
独立タイプとしてはかなり小型
図2 幅26×奥行き29×高さ21ミリとかなり小型(実測値)。側面のタッチボタンで操作や機能の切り替えが可能
図3 本体が小型なので耳の風門にすっぽりと入る。本体が耳からあまり飛び出さず、装着しても目立ちにくい。片側で7.3グラムしかないのであまり重さを感じない
図4 イヤホン充電器は幅66×奥行き29×高さ39ミリとかなり小型。重さはイヤホンを収納した状態で54グラムしかない(ともに実測値)。ズボンのポケットに入れても邪魔にならない大きさだ
図5 充電器は付属のUSB Type-Cケーブルか、Qiのワイヤレスで充電できる。5分の充電で1時間利用できる急速充電機能も備える
図6 マイクは強い指向性を持ち口元の音をしっかり拾う。周囲の雑音や他人の話し声はほとんど入らないと感じた。骨伝導センサーを備え、骨に伝わる音も捉えているという密閉性の高いイヤーチップが付属
図7 付属のイヤーチップは、柔らかいポリウレタンフォームを素材に使う。耳との接触面を増やすような形状に設計しているという。大中小3種類のイヤーチップが付属
図8 アプリにイヤーチップの診断機能があり、耳がしっかりと密閉できているか確かめられる。自分の耳の形に適したイヤーチップを選びやすいアプリでノイズ低減機能を管理
図9 スマホのアプリから、音質の変更や外音取り込み機能の強弱を指定できる。イヤホンや充電器のバッテリー残量もアプリで把握できる。Bluetoothの接続プロトコルの確認も可能だ
図10 アプリは「アダプティブサウンドコントロール」という機能を持ち、現在の行動や場所を把握しそれに合わせて動作モードを切り替える驚きのノイズ低減機能
図11 ノイズ低減機能をさまざまな場所で試した。自宅で使うと、空調の音や虫の鳴き声、周辺道路の騒音といった耳障りな雑音がほとんど消えて無音に近い状態になる。人の声は2メートル以内にいる人の声ならわずかに聞こえる程度で、それ以上離れると聞こえない[日経PC21 2021年10月号掲載記事を再構成]