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スタートアップは成長を実感しやすい点も魅力(写真はイメージ) =PIXTA

スタートアップは成長を実感しやすい点も魅力(写真はイメージ) =PIXTA

大手企業に勤務している人たちから「スタートアップ企業への転職」について相談を受けることが増えてきました。今すぐの転職だけでなく、「いずれどこかのタイミングでスタートアップ企業に移りたい。いつがいいか、どのような企業を選べばいいか」と、先を見据えご相談もよく受けます。その背景・理由として、次のようなものが挙げられます。

・スタートアップで働く同世代の「成長」を見て危機感を抱く

近年はSNS(交流サイト)を通じて、学生時代の友人や同世代の人たちの活動を知ることができます。そして、スタートアップ企業で活躍する同世代の発信に触発され、自身のキャリアを見つめ直す人が増えています。

例えば、大手企業に勤務する20代~30代前半の人たちから、こんな声をよく聞きます。

「大学時代の友人がスタートアップの経営に携わっているが、話す内容を聞いていると、自分よりずっと視座が高い。事業立ち上げの苦労も経験し、すごく成長していると感じる。一方、自分は昨年と代わり映えがしない仕事をしていて、成長が停滞しているような気がする。成長機会を得るために副業をしたくても、会社から制限されている」

「今の会社では上が詰まっているので、マネジャーに昇進して裁量権を得るにはあと10年はかかりそう。このままでは後れを取ってしまうのではないか」

「今の会社の上司や先輩を見ていても、『自分もこうなりたい』という憧れを感じない」

「今の会社で50代、60代を迎えても、雇用が確保される保証はない。大手企業といえども、体力が落ちていき、退職金や福利厚生にも期待は持てない。大手の魅力だった『安泰』はもうない」

このような意識を持つ人は近年増えてきていましたが、新型コロナウイルス禍以降、自宅で1人、テレワークをする中で、より危機感を募らせた人が多いようです。

「人生100年時代」といわれる中で、大手企業の終身雇用は崩れつつあります。「生涯、1社だけでキャリアが完結する時代ではない」と、皆さん、理解しています。どこかのタイミングで転職が必要と考え、それ以降のキャリアをよりよく築いていくための選択肢として、有望なスタートアップを探しているのです。

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