年収右肩上がりの転職へ 人とのつながり、重み増すYOUTRUST代表 岩崎由夏さん(下)

運営するキャリアSNSの累計ユーザー数は5万人を突破
運営するキャリアSNSの累計ユーザー数は5万人を突破

友達または「友達の友達」同士でつながれるキャリアSNS(交流サイト)「YOUTRUST(ユートラスト)」。ユーザーの中には「つながり」をうまく活用し、副業と転職を組み合わせながらキャリアアップをかなえるケースが多い。運営会社のYOUTRUST(東京・渋谷)の岩崎由夏代表に、年収右肩上がりのキャリアを実現するために必要なステップについてアドバイスしてもらった。

(上)会社に尽くして年収アップは崩壊 スキルアップが必須

数回の転職が当たり前の時代

――終身雇用モデルが限界を迎え、キャリアの中で数回の転職を経験するのが当たり前になっていく社会で働く個人はどんな意識を持つことが求められますか。

今は過渡期なので、「価値観をアップデートできるかどうか」で個人の成長度合いに差が付くと思います。終身雇用を前提にした価値観に基づいて働いていると、「社内で自分の立場を守り続ければ、年収は少しずつでも上がっていくし、安泰だ」という受け身思考になりがちです。しかし、人材流動性が高い社会で必要とされる人材であり続けなければならないという意識が生まれると、「これくらいの年代でマネジャー経験は積んでおきたい」「新しいスキルを学び、強みを増やしたい」といった意欲が湧いてくるはずです。

つまり、自分の人生やキャリアに対し、主体的にコミットメントする(責任を持つ)意識が高まるのです。これは「稼ぐ力」にも影響してきます。

――稼ぐ力を身に付け、キャリアを通じて年収を右肩上がりにしていくためには、どんなことを実践していけばいいでしょうか。

年収を上げる方法はすごくシンプルです。年収は業種や職種、あるいは日系企業か外資系企業かといった要素に大きく依存します。ですから、年収だけを追い求めるのならば、その勢力図をまず調べ、自分が入れそうな会社にどうにかして入る方法を探すのが近道でしょう。

逆に、自分の「できること」は今のままで、業種も職種も変えずに大幅な年収アップを実現するのは、相当に無理がある話だと思います。時々、「中途採用面接で少し高めの年収を持ちかけて交渉すれば……」という考えを持っている人もいますが、実際はそんなに簡単なものではありません。

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希望の業種・職種と自分のキャリアに隔たりも
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