N
アート&レビュー
エンタウオッチング

赤楚衛二 見ている方向が一緒だと、深く携われる赤楚衛二インタビュー(下)

2021/8/27

エンタウオッチング

日経エンタテインメント!

放送中の7月期ドラマ『彼女はキレイだった』に出演している赤楚衛二。国内外で高く評価された『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(通称『チェリまほ』)で、ブレイクを果たしてからの連ドラ第1作目となる。『チェリまほ』を経てのラブストーリーであり、今度はヒロインに思いを寄せる役。見える景色は違うのか。

1994年3月1日生まれ、愛知県出身。15年に俳優デビュー。映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(20年)で主演。20年10月期『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で連ドラ単独初主演。出演映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が公開中(写真:橋本勝美)

前回の「赤楚衛二 『彼女はキレイだった』樋口役は全部新しい」に引き続き、話を聞いた。もう1つの新作『妖怪大戦争 ガーディアンズ』についても、俳優として現在どのような思いを持っているのかを探った。[日経エンタテインメント! 2021年8月号の記事を再構成]

ヒントを求めて原作ドラマを参考に

『彼女はキレイだった』は、韓国の人気ドラマが原作。赤楚はこれまで『チェリまほ』をはじめ、『ねぇ先生、知らないの?』(2019年)や、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(20年)など、マンガ原作の作品への出演が比較的多く、以前の取材では、原作を読んでビジュアルを参考にすると話していた。今回は映像作品で、樋口にあたる役は、チェ・シウォンが演じている。同じように参考にしたのか。

「そうなんですよ。最初は映像に引っ張られるのが怖くて見なかったんですが、ニュアンスだったり、距離感だったり、ヒントが欲しくなって、結局見まして。『うわーこの作品、こんな面白いんだ』って、余計プレッシャーを感じましたけど(笑)。とんでもなくよく出来たストーリーだし、登場人物も生き生きとしていて。

結果、めちゃくちゃいいヒントになりました。『こうやって話してるのか』とか、『こういう歩き方なんだろうな』とか。人との接し方も、『だよね』って納得して。1個ずつ確認しながら、不安なポイントをつぶしていく作業ができました。

でも大前提として、あくまで原作ドラマのチームのみなさんが生み出したルックスだったり、お芝居のアプローチだったりすると思うんですね。そこに合わせにいってしまうと、『ヒゲを生やさないといけない』とか、身長や体格的にも『僕、違うな!』っていうのがあって(笑)。なので、そのあたりは『自分が作り上げるのはこっちだ』みたいな方向性でいけば、ちゃんとリスペクトになるんじゃないかと思っています」

注目記事
次のページ
1カットに魂込める三池監督の現場