中川大志 経験や記憶をたどりながら、役をイメージ

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5歳のときに両親を亡くし、伝説の殺し屋・丈一郎に育てられた男虎柊(おのとら しゅう)。あるとき、丈一郎は「これが最後」と決めた仕事で返り討ちにあい、殺されてしまう。柊は復讐のために殺し屋業を継ぐが、身体能力は申し分ないのに、最高に間が悪くて暗殺ターゲットの女を殺せない。それどころか、迫る危険から彼女を守るなかで、徐々に好きになってしまう。

1998年6月14日生まれ、東京都出身。2009年に俳優デビューし、11年の連ドラ『家政婦のミタ』に長男役で話題に。出演映画『犬部!』、『都会のトム&ソーヤ』が公開中。22年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』への出演も決定している(写真:橋本勝美)

『ボクの殺意が恋をした』(ytv・日本テレビ系)は、“殺意”と“恋”が入り混じるラブコメディ。映画『坂道のアポロン』(2018年)や連続ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(18年)などの青春ストーリーで存在感を示し、NHKの朝ドラ『なつぞら』(19年)で飛躍した中川大志が、主人公の柊を演じている。柊の暗殺ターゲットであり、恋の相手にもなる鳴宮美月にふんするのは、新木優子。

中川はこれがGP帯(ゴールデン・プライムタイム、19時~23時)連ドラ初主演となる。取材したのはクランクイン前のポスター撮影時。この作品にかける意気込みを聞いた。

愛される人物像にできれば

「僕自身、小さい頃からドラマが大好きで。GP帯のドラマに主演するのは初めてなので、プレッシャーもありますし、ドキドキしています。でもまずは第1に、楽しむことが大切だなと。自分のアイデアも試しながら臨みたいです。

今日のポスター撮影で、世界観が具体的になってきました。柊は普段は清掃会社で働いているので、作業着とかつなぎを着ていて。それで、殺しのミッションに行くときは、丈一郎さん(藤木直人)のお下がりのスーツを着るという設定なんですね。武器庫の中にたくさんスーツが入っているんですけど。僕のなかでは変身するイメージで、1つの象徴的なアイテムになるのではないかと思っています。

新木さんとは、1度共演してますが(連ドラ『監獄学園‐プリズンスクール‐』15年)、ガッツリ一緒にお芝居をするのは初めて。台本を読んでいるなかで、僕なりの美月のイメージがあったのですが、新木さんはぴったりだなと。今日は合間にお話しする時間もあったりして、どんな掛け合いができるか、2人の特殊な関係性を一緒に作っていくのが楽しみです。

柊を演じるにあたっては、“殺し屋”という存在だったり、ストーリーの設定自体がファンタジックなので、見ている方にどれだけ柊というキャラクターに共感してもらえるかが鍵かなと思っています。

優しくてピュアな性格ゆえに、ターゲットである美月に感情移入してしまったり、ミッションとは違うところで足踏みして、『殺したいのにどうしても殺せない』、愛すべき人物像の部分は信じてもらえるように。アクションだったり、脱ぐシーンもあるみたいなので(笑)、体も鍛えて準備しています」

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