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ノンアルコールワインおすすめ4選 ピッタリ料理も

エンジョイ・ワイン(41)

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アルコールを含まないノンアルコール(ノンアル)飲料の波がワインにも押し寄せている。酔うことなしにワインの風味や飲む雰囲気を楽しめるのが人気だ。ただ、日本ではまだ種類が少ない上、味わいのタイプも様々。実際のワインのようにおいしいの?と、様子見の人も多いに違いない。そんな人たちのために、お勧めのノンアルワインとその楽しみ方を紹介しよう。

市場調査会社、英IWSRによると、2020年は、アルコール飲料の消費が世界的に停滞する中、日本を含めた世界の主要10カ国におけるノンアル及び低アルコール(低アル)ワイン市場は、前年比4.9%と高い伸びを見せた。24年までの予測では、同市場は年平均7~8%の割合で成長する見通しだ。

特に成長が見込まれているのが、ノンアルワイン。背景には、2000年以降に成人になった、いわゆるミレニアル世代のアルコール離れがある。その一因である健康志向は、新型コロナウイルスの世界的流行などで一段と強まりを見せる。この傾向は日本でも同様で、このため、ミレニアル世代を狙ったノンアルワインの発売が相次いでいる。

一口にノンアルワインといっても、同じ商品カテゴリーかと思うほど、味わいは多様だ。ワインは普通、ブドウをアルコール発酵させた飲み物を指すが、ノンアルワインには確立した定義がなく、様々な製法で造られ、原料も必ずしもブドウだけとは限らない。共通点と言えば、何らかの形でブドウを使い、何となくワインっぽい味がし、外観(ボトル)もワインに似ているというところだろうか。このため、「ノンアルワイン」と名乗っていないノンアルワインも多い。

ノンアル飲料の定義とは

厚生労働省の「e-ヘルスネット」では、酒税法などを根拠に、ノンアル飲料について「含有アルコール量が1%未満の飲料で、通常は外観、味、香りなどが酒類に似ているものを指し、清涼飲料水は含まれない」としている。また、酒類業界の自主基準は、ノンアル飲料を「アルコール度数0.00%で、味わいが酒類に類似しており、20歳以上の者の飲用を想定・推奨しているもの」と定めている。

メルシャンが6月29日に発売した「モクバル」(250ミリリットル、参考小売価格313円前後)は、発売後約1カ月で年間販売目標の4割にあたる15万本を突破するなど人気を呼んでいる。ノンアルワインではなく「ノンアルコールサングリア」という扱いだが、「ワインならではの余韻が楽しめる」と宣伝している。

製造は、数種類の果汁に糖類、ワインエキス、スパイス、ハーブなどを加え、炭酸ガスを注入。ワインエキスはワインからアルコールを抜いたものだ。

白(洋なし&パインmix)と赤(オレンジ&マンゴーmix)の2種類で、ともにフレッシュな果実感と酸味のバランスがよく、スパイスやハーブの香りがワインっぽい複雑な味わいと余韻を醸し出している。よく冷やして、軽いおつまみと一緒に味わうのがお勧めだ。ノンアルコール飲料をベースにしたカクテルを「モクテル」と呼ぶが、メルシャンは、フルーツやハーブ類などをグラスに浮かべてモクテルとして楽しむことも提案している。

スパークリングワインの代わりなら、スペイン産のワイン用白ブドウ品種アイレンを使い、スパークリングワイン造りの盛んなドイツで醸造した「ヴァンドーム・クラシック」(750ミリリットル、参考小売価格1490円)がお勧め。

一度、ブドウをアルコール発酵させてワインにしてから、低温低圧の条件でアルコールを蒸発させる手法を用いている。気圧を下げると常温でアルコールが蒸発するため、アルコール発酵で生成した香り成分を壊さず、維持できる。醸造技術が発達した最近は、いったんワインを造ってからアルコールだけを抜くという手法が、ノンアルワイン製造の主流だ。

ヴァンドーム・クラシックは、りんごジュースのような味わいだが、泡が力強く立ち上ってくるため、口にした時に清涼感があり、食前酒にぴったり。サラダや白身魚など軽い味付けの料理とも合いそうだ。

ワインらしさ過度に求めず楽しむのが流儀

白ワインの代わりを探すなら、イチ押しは「オピア シャルドネ」(750ミリリットル、希望小売価格1620円)。フランス産のシャルドネの果汁をグレープシード、酵母エキスに混ぜて製造。アルコール発酵させずに造っている。

アルコール発酵が起きるのを防いでノンアルワインを造るのは、昔ながらの手法だ。例えば、ジュースのブランドとして有名なウェルチは、教会の聖餐式用にアルコールなしのワインを造ることを思いついた米ニュージャージー州のトーマス・ブラムウェル・ウェルチ医師が、搾った果汁を瓶ごと熱湯の中に入れて殺菌することで発酵を防ぎノンアルワインを造ることに成功した。1869年のことだ。これが現在のブドウジュースにつながっている。今は、果汁を低温に保つことで発酵を防ぎながらブドウの成分を抽出するノンアルワインが多いようだ。

オピアは、みずみずしいりんごや白桃の香りが印象的なやや辛口の味わい。酸味の感じや口当たりがとてもワインっぽく、くせがないので飲みやすい。主原料はすべて有機栽培したものを使っている。

「アラン・ミリア ソーヴィニオン・ブラン種 白グレープジュース」(330ミリリットル、小売価格864円)も、ぜひ試してほしい1本だ。白ワイン用ブドウ品種のソーヴィニヨン・ブランを搾り、アルコール発酵させずに造った果汁100%のノンアルワインだが、りんごや白桃の香りにハチミツのニュアンスがあり、高級白ワインを思わせる雰囲気。料理とも合わせやすそうだ。

ワインのアルコールには、アルコールとしての役割だけではなく、ワインに独特の香りや口当たり、ボディーなどを与える役割もある。このため、ノンアルワインはどうしてもワインと同じ味わいにはならない。また、今回は赤のノンアルワインもいろいろ試してみたが、同じブランドでも、白と比べると、ワインらしさという点で期待外れが多かった。ノンアルワインは、ワインらしさを過度に求めるのではなく、それ自体一つのジャンルとして楽しむのがよさそうだ。

(ライター 猪瀬聖)

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