
「Windows 10(ウィンドウズ10)」を使いこなしてスキルアップする技を紹介する連載の4回目。ウィンドウズでファイルの整理に使うアプリが「エクスプローラー」だ。ファイルのコピーや移動、閲覧などの機能を備えた重要なアプリだが、その存在を意識することは少ないかもしれない。そこで今回は、見落とされがちなエクスプローラーの便利機能を紹介しよう。
リボンを積極的に使って効率アップ
エクスプローラーの画面上部には、各種の機能がボタンで並ぶ「リボン」がある。ここには意外と便利な機能があるので活用しよう。
まず、別のフォルダーへファイルを移動したりコピーしたりしてみよう。一般的な操作は、元のフォルダーと移動(コピー)先のフォルダーを開いて、ファイルのアイコンを2つのウインドウ間でドラッグ・アンド・ドロップする方法だろう。しかし、「リボン」を使うと、2つのウインドウを同時に開かなくても移動やコピーができる(図1、図2)。


リボンの代わりに、ファイルをコピー・アンド・ペースト(コピペ)する方法もある(図3)。コピペは文字列だけでなくファイル操作にも使える。文字列の代わりにファイルを選んで「コピー」や「切り取り」の操作をし、行き先のフォルダーで「貼り付け」をする。

アプリを選んでファイルを開く際にもリボンが使える(図4、図5)。ウィンドウズでは、ファイルのアイコンをダブルクリックして開くと、そのファイルの種類に関連付けされたアプリが起動する。これを「既定のアプリ」という。別のアプリで開きたい場合には、このリボンでの操作が便利だ。ファイルを右クリックして表示されるメニューでも同様の操作が可能だ。


メニューやアプリの選択画面には、ファイルに対応したアプリが表示されるが、「その他のアプリ」を押して表示を増やすと、そのファイルを開けないアプリも表示されるので注意が必要だ(図6)。また、「Microsoft Storeでアプリを探す」という項目は、ファイルを開かずに、「Microsoft Store」アプリを起動する。
