Men's Fashion

シワにアイロンはNG! 保存版・スーツのメンテ術

How to

家庭の「衣学」(下)

2021.8.14

MEN'S EX

小誌の28年の歴史の中で、特に人気なのがメンテナンス企画だ。何を着るか、どう着るか、の次に「どう保つか」がいま求められている。そこで3回にわたり、各アイテム毎に基本と応用を提示し、しっかりとケアする方法を解説する。最終回の今回はスーツ編だ。




SUIT(スーツ)

仕事着としても休日にも最も親しいワードローブであるスーツ。着用頻度が高く価格も安くないだけに長く着たいもの。ぜひ、日ごろからしっかりとケアを。

【基本編】スーツの基本ケアはブラッシングと心得る

ブラッシングは向きが大切

生地の目に対して常に垂直に動かすのが鉄則。写真のスーツのような紡毛生地は、ホコリなどが生地の目に深く入りやすく、日々のブラッシングケアが重要だ。

STEP1、2 ブラシの動きは縦方向を厳守する

帰宅したらまず下から上への逆目にブラシを動かし、繊維を立ち上げ、生地の目に入ったホコリをかき出す。次に毛並みを整える意味で上から下への順目にブラッシングする。

STEP1、2 汚れが付着していた時には?

ブラシの毛先に水を少量つけて、力強く逆目にブラッシングして汚れを剥がす。最後に、順目にして毛並みを整えるときれいに落ちる。

STEP1 時々ブラシもケアを

ウールスーツをブラッシングすると繊維や油分がブラシに付着するのでケアを。

STEP2 洗って下向きに干す

ブラシの毛先をもむように水洗い。その後、下向きにして乾燥させること。

STEP3 最後に毛を整える

ブラシが乾燥したらコーム等を使い、ブラシの毛を整えることを忘れずに。