2021-22秋冬ファッション 外へ向かう華やぎ取り戻す宮田理江のおしゃれレッスン

2021-22秋冬ファッションは華やぎを取り戻した
2021-22秋冬ファッションは華やぎを取り戻した

2021-22年秋冬シーズンのウィメンズファッションはポジティブとリラックスが融合したスタイルが浮上します。「おうちファッション」を抜け出し、外へ向かう気持ちを表現。有力ブランドの新ルックは華やぎを取り戻し、新型コロナウイルス禍からの「着る現実逃避」に誘うかのよう。着こなしの選択肢がぐっと広がります。主な新トレンドを押さえて、夏のうちから試し始めれば、秋冬の本番を迎えやすくなるでしょう。

ミックスカルチャーやミニ丈で「脱・家ごもり」に

「自由」というコンセプトを多彩なミックスで表現 ETRO 2021-22年秋冬コレクション

多様性や異国感を印象づけるクリエーションが勢いづいています。長く封じ込められてきた旅心を呼び覚ますような装いが用意されました。「ETRO(エトロ)」はプレッピー調(「プレッピー」は米国発祥の名門私立校に通う良家の学生らのスタイル)のシャツとニットに、ボヘミアンな雰囲気の柄パンツをミックス。異なるカルチャーをクロスオーバーさせました。マルチカラーのブランケットアウターも多様性に通じるたたずまい。性別や国籍を超えた「自由人」のイメージを際立たせています。

大ぶりイヤリングで70年代ヒッピー風を気取って ETRO 2021-22年秋冬コレクション

ミニスカートに象徴されるミニ丈が復活したのは、21-22年秋冬の目立った動きです。「ポストコロナ」へ向かうアクティブな意識がうかがえます。リラックスしたムードを醸し出すニット仕立てのワンピースは伸びやかなシルエットが持ち味。肩口にはフリンジ(房飾り)をあしらい、裾の両脇にはジップスリットを配して、動きを演出。膝上まで覆うサイハイ・ブーツでりりしい足元に仕上げるのが今季流です。

(画像協力)
エトロ
https://www.etro.com/
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