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キャンプの準備が簡単に、食卓にも 保管コンテナ3選

特集 厳選!キャンプ用品の収納グッズ(中)

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NIKKEI STYLE

キャンプを快適に楽しむためには、多くのキャンプ道具が必要となる。それらをまとめて保管・運搬できる収納グッズも、キャンプには欠かせない。今回はキャンプ用のコンテナボックスを取り上げる。コンテナボックスはキャンプ道具を自宅で保管する際に便利。キャンプ場にはそのまま持ち出せるため準備も簡単になる。自分に合ったタイプのコンテナをぜひ活用してほしい。

荷物を守り、テーブルにもなるハードタイプ

シンプルで使いやすいキャンプ用品を展開する韓国発のミニマルワークス。コンテナボックスの注目モデルは、軽くて丈夫なアルミニウム素材で作られた「アルミコンテナ」シリーズだ。

ハードタイプのコンテナは荷物を破損する心配が少なく、安心してキャンプ道具を収納できる。アルミニウムは腐食や湿気に強いため、天候や季節を問わず使えるのもうれしい。

ふた内部には防水・防じんのためのゴムパッキンが付いており、密閉感が高い。ふたはロック付きで盗難防止にも役立つ。見た目は重厚だが軽量なうえ、しっかりと握ることができるハンドル付きで持ち運びやすい点も特徴だ。

天面が平らなので、同シリーズのコンテナを積み重ねることができ、キャンプ時はちょっとしたテーブル代わりにもなる。見栄えもよく、自宅での保管時はリビングなどに置きっぱなしでも違和感がないだろう。

当然ながら使っていくうちに傷や擦れ、ゆがみやでこぼこなどが生じることがある。しかしアルミニウム素材であれば、そのダメージも味わいとして楽しめるのも魅力となっている。

ミニマルワークスの日本総代理店であるアンバイのPR齋藤親子氏は、「発売から順調に売れている」と話す。さびにくいためフィールドで使いやすく、自宅のインテリアとしても邪魔にならないことから好評だという。

防水生地を使用したソフトコンテナ

アウトドア用バッグや官公庁向けの災害対策用品を製造する福島県のキャニオンワークス。同社のオリジナルブランドであるCWFは、アウトドアでも自宅でも使える、ギア(道具)としてのバッグを展開している。

今回紹介する「オールウェザーコンテナ」もそのひとつで、キャンプ道具を入れたまま自宅で保管し、そのままキャンプ場へと持ち出せるソフトコンテナだ。ハードタイプのコンテナボックスと比べて部屋のインテリアになじみやすく、折りたたんでコンパクトに収納できる。

外装には、PVC(ポリ塩化ビニール)コーティングを施したターポリン生地を使用。柔軟だが丈夫で破れにくく、なにより耐水性が非常に高い。開口部のファスナーも止水仕様になっているため、完全防水ではないものの、多少の雨にさらされてもコンテナ内部に水が浸入する心配は少ない。

内部には取り付け位置を調整できるパッド入りの仕切りが2枚あり、収納物に合わせてコンテナ内を自由にレイアウトできる。また、外壁にもパッド入りの補強板を備え、キャンプ道具をしっかり保護。仕切りも補強板も取り外し可能だ。

CWFのPRを担当するモスコの川嶋義宜氏は、「2018年春の発売以来、ブランドを代表するプロダクトとして順調に売り上げを伸ばしている」と話す。道具へのこだわりが強い30~40代前後のキャンパーから支持されているという。

サイドテーブルとしても便利な小型モデル

オリジナルの防水帆布を使用し、キャンプ向けのバッグやケースを展開するasobito(アソビト)。「チェアサイドジッパーコンテナ」は、荷物の運搬はもちろんのこと、キャンプシーンではサイドテーブル代わりにも使える小型収納ケースだ。

キャンプでくつろぐ際、近くに置いておけばスマートフォンやランタンなどの置き場として便利。上部だけでなくフロントファスナーを開けて内部にアクセスできるため、ふたを閉じた状態でも収納物を手軽に出し入れでき使い勝手も良い。

コンテナの背面にはつり下げループが付いており、カラビナやシェラカップを引っかけられる。

生地は、パラフィン(ロウ引き)加工を施した綿帆布。優れた耐久性とはっ水性を備え、使い込むほどに風合いが増していくという。水や汚れを気にせず、経年変化を楽しみながら長く使えるところも魅力だ。

コンテナは折りたたみ可能。折りたたむと厚さ約5.5センチメートルになるので、未使用時はコンパクトに収納できる。

(ライター 津田昌宏、写真 宮前一喜、スタイリング 宇田川雄一)

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