これまでに何度となく話題(ときには議論)になってきた、パートナーの呼び方。家庭内ではどんな呼び方でも本人同士が納得していればいいものの、第三者にパートナーのことを話したり、第三者のパートナーをどう呼んだりするかで迷ったことはありませんか?
実際に日経xwomanが実施した「パートナーの呼び方」に関する読者アンケートでも、「男性が配偶者を『嫁』と呼ぶことに違和感がある。配偶者なら嫁ではなく妻では」「自分のパートナーを『旦那』と呼ぶ人は多いが、個人的には好きではない」「子どもがいないところでも、パパ、ママと呼ぶのはどうか」など、パートナーの呼び方に関してさまざまな声が寄せられました。
日経xwoman読者164人が回答した「パートナーの呼び方に関するアンケート」の調査結果を紹介します。
「ニックネーム・あだ名で呼ぶ」が男女ともに最多
読者アンケートは2021年5月14日~6月1日に実施。回答者数は164人、そのうち女性153人(93.3%)、男性9人(5.5%)、その他・無回答2人(1.2%)となり、既婚者93.3%、子どもがいる人は74.3%でした。
まず「パートナーのことをどう呼んでいるか」を聞いたところ、最多は「ニックネーム・あだ名」の32.9%。次いで「相手の名前に『さん』『くん』付け」が26.8%と、フラットな呼び方が半数を占め、中には「相手の名前のみ(呼び捨て)」11%という人も。昭和のドラマなどでよく耳にする「あなた・きみ」は3%と少数派です。
回答者のうち子どもがいる人は74.3%で、「パパ・ママ」と読んでいる人は回答者全体の13.4%でした。子どもが生まれて「パパ」「ママ」とお互いを呼び合うようになると、夫婦の関係性が変わるとも聞きますが、実際に「パパ・ママ」と呼び合っている人は、多数派ではないようです。
その他・自由回答では「相手の名前に『ちゃん』付け」「先輩(大学の先輩だったので)」「Honey」といった声もありました。
結婚前の呼び方も「ニックネーム・あだ名」が最多
次に結婚前に「パートナーをどう呼んでいたか教えてください」と聞くと、こちらも「ニックネーム・あだ名」が36%と最多でした。次いで「相手の名前に『さん』『くん』付け」が28%、「相手の名前のみ(呼び捨て)」14.6%、「相手の名字に『さん』『くん』付け」11%、「その他・自由回答」7.3%では「相手の名前に『ちゃん』付け」が多く見られました。
結婚後もパートナーの呼び方が変わらなかった人は67.7%
男女とも「ニックネーム・あだ名」が最多だったためか、「結婚前、結婚後でパートナーの呼び方は変わりましたか」に対し、「変わらなかった」と答えた人は67.7%、「変わった」という人は26.8%と半数以下。「分からない」3%、「無回答」は2.4%となりました。