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株式投資は「ギャンブル」? 資産作りに活用するには

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NIKKEI STYLE

資産づくりの方法として、株式投資を考える人が増えているようです。株式投資は、うまくいけば資産を大きく増やすことにつながりますが、やり方によっては大きな損失を被る可能性もあります。株式投資で資産を増やす方法について考えてみましょう。

資産づくり全体の中でとらえる

東京証券取引所によると、2020年度末の個人株主数は延べ5981万人で、前年度末より308万人増えて過去最多となったそうです。新型コロナウイルス禍によるテレワークや巣ごもり生活で、証券会社に口座を開設したり買う株(銘柄)を選んだりする時間ができたことが要因なのでしょう。20~30代の若い投資家も増えているようです。

株式投資には「怖い」というイメージを持つ人もいるし、「ギャンブル」だという人もいます。たしかに、株価の動きだけを見て短期間で売買を繰り返したり、株価が上がりそうな銘柄に多額の資金を投入して「一獲千金」を狙ったりするやり方もありますが、それは「投資」ではなく「投機」といいます。

「投機」はうまくいけば大きな利益が得られますが、失敗したときの損失も大きくなります。では、株式投資で資産づくりができないのかといえば、そんなことはありません。資産づくりに適した方法でじっくりと取り組めば、資産を増やすための有効な手段となります。

そのために押さえておきたいのは、株式投資を資産づくりのツールの1つとして、資産全体の中でとらえることと、「コア」と「サテライト」という考え方です。

資産の中には、減らしてはいけないお金がありますよね。例えば、ケガや病気、自然災害や失業などに備えておくお金は常に確保しておかなければなりません。

次に大切なのが、使う目的が決まっているお金。例えば、結婚費用やマイホームの頭金に充てるお金、子どもの大学進学費用、さらには老後資金など。これらは、使う時期に合わせて少しずつためていく必要があります。

「ためる」が確保できたら、値動きのある金融商品を使って「増やす」ことも考えます。ただ、値動きが大きいものだと、お金が必要なときに資産価値が大きく下がっているかもしれません。それでは困るので、値動きを抑えながら資産を増やすのに効果的な方法を使います。ポイントは「分散・長期・積み立て」で、この3つを実現できるのが投資信託の積み立てです。

つみたてNISA(少額投資非課税制度)や、企業型確定拠出年金、iDeCo(個人型確定拠出年金)なら、投資信託の積み立てによる「分散・長期・積み立て」に加えて、利益が非課税というメリットもありますから、これらを資産運用の核、つまり「コア」として活用します。

資産づくりは「コア」だけでもできますが、もう少しリスクをとって資産を増やそうとするなら、値動きが比較的大きい金融商品を使います。これが「サテライト」です。「コア」に対する上乗せ部分、トッピングのようなものといえるかもしれません。株式投資はここに当てはまります。

まず手取り収入の6カ月分程度の貯蓄をして、さらに将来に向けて積立貯蓄をしつつ、投資信託の積み立てをしたうえで、株式投資をするという順番になります。貯蓄がない、あるいは積立投資をしていないのに、株式投資をするというのはNGです。

株式投資は「サテライト」なので、使いみちの決まっていないお金でするのが基本です。貯蓄があり、積立投資をしていて、さらに余裕資金があれば株式投資に回すことができます。

余裕資金のうち、どのくらいを株式投資に充てるのかは人それぞれですが、最初は少額からスタートするのがよいでしょう。

銘柄を選んでじっくり取り組む

資産づくりのためにする株式投資の手法は「投機」とは逆。つまり、短期の売買を繰り返すのではなく、時間をかけて株価が上がるのを待つやり方。そして、株価を見るのではなく、銘柄をしっかり選ぶやり方です。将来性のある会社をしっかり選んで株を買えば、会社の成長とともに株価が上がっていくことを期待できます。

株を買うということは、それを発行した会社に対して出資して株主になるということです。株主は、会社が上げた利益の一部を「配当」として受け取ることができます。また、株主に対して「優待」という一種のプレゼントを贈る会社もあります。配当や優待は年1回か2回、定期的に受け取れるので、株は買って持っているだけでもメリットがあるといえます。

将来性のある会社をしっかり選んでその株を買い、配当や優待を受け取りながら値上がりするのを待つ、というやり方なら、株式投資を資産づくりにいかすことができます。

ではどうやって銘柄を選んだらよいのでしょうか。次回はその点を考えてみます。

馬養 雅子(まがい・まさこ)
オフィス・カノン代表。ファイナンシャルプランナー(CFP)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。千葉大卒。法律雑誌編集部勤務、フリー編集者を経て、ファイナンシャルプランナーとして記事執筆、講演などを手掛けてきた。著書に「だれでもカンタンにできる資産運用のはじめ方」(ナツメ社)など。http://www.m-magai.net

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