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塾の夏期講習で家計が赤字 臨時の教育費どう備える?

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NIKKEI STYLE

「夏を制する者が受験を制する」などといわれます。来春の受験を予定している人は、この夏休みも勉強を頑張っていることでしょう。受験生でなくても、塾などが開催する「夏期講習」を活用されているお子さんも、多くいらっしゃるかもしれません。

子どもの勉強をサポートするといえば塾や通信講座などが思いあたります。「夏期講習」など臨時の講習は毎月の支出にプラスしてその費用を支払うことになります。小中高を問わず、夏期講習などを受講すると、一時的にでも「家計が赤字になった」「やりくりが厳しくなった」と感じるご家庭も多いようです。

特に受験生は、夏期講習が終わっても、冬期講習や年末年始合宿、直前講習など、受験本番を迎えるまでに様々な臨時講習が開催されます。お子さんが希望するなら、スケジュールや費用負担面を考慮しつつ、「何をどれだけ受けるのか」を検討することになります。

塾に行かないという選択肢もありますが、それで子どもが後悔することになったら……などと不安を抱える親御さんも多くいらっしゃいます。毎月の月謝以外に発生する臨時の塾費用とは、どのように付き合っていくとよいでしょうか。

臨時講習は数万~数十万円

学校で開催する講習とは違い、塾の臨時講習は1コマあたりが高額です。また受講も1コマで終了ということはなく、10コマ、20コマ、人によってはそれ以上を受講することを勧められます。コマ数により講習の料金が変わってくるのですが、塾から勧められるがままに受講をするとしたら、20万~30万円にもなることもあります。

受験生ではありませんが、我が家の小学4年生がこの夏の講習で勧められたのは20コマ。10コマ単位での契約で、10コマ4万円強、20コマ8万円強、30コマ12万円強……という形になっていました。三女が高校受験をする時の夏期講習は30コマほどで23万円といわれましたし、五女が小6の時の夏期講習は20コマ8万円以上から勧められました。

これをこのまま受講することが、もしかすると子どもの受験を応援する「良い親」なのかもしれません。ですが、日々様々な方の収入・支出を見ている立場から言わせていただくと、一般的なご家庭には負担が大きいのではないかと思うのです。

毎月のことではない、一時的な支出。ボーナスから支払ったり、貯金を切り崩したりして支払うことでなんとかなる場合も多いです。しかし、受験前の1年間はその「特別な支出」が必要になることが複数回訪れます。そのため、事前にお子さんと力をつけたい教科などを話し合い、講習で頑張る部分、自己学習で頑張る部分などをある程度決め、支出をコントロールするとよいと思うのです。

つまり、支出すべきところと、支出しなくてよいところを見極めるのです。教育についてはプロではないので、強くは言えませんが、家計をコントロールする意味では、ある程度、工夫や調整をしながら塾と付き合うことが必要だと考えます。

特別支出として家計と切り離す

金額を抑えても、支出が増えることには変わりありません。夏はボーナスで賄えたとしても、冬の講習、直前講習と続くとボーナスだけでは賄いきれなくなるかもしれません。費用はどこからねん出しようか、頭の痛いところです。これらの費用は、毎月の家計で収めるには負担が大きすぎます。簡単に赤字を生んでしまいますから、月の家計と切り離し、「特別支出(イレギュラー支出)」として捉えることが適切です。

ご家庭の中で「1年間の特別支出はこのくらい」などと予算を持っておられるのなら、その中から支払っていけばよいでしょう。そうではない場合は、今までためてきた教育費から負担していきます。

塾費用を念頭に置きながら教育費をためてきたならば、そこから出すという選択ができます。ですが、こういうご家庭はそう多くはないでしょう。ほとんどのご家庭では、進学先の学費を目標に教育費をためてきたのだろうと思います。そこから塾代を出すのは、その先に必要になる教育費が不安になるため、少し抵抗がある、と考えるかもしれません。けれど、この先に貯蓄を続けるためにも大切なことです。

減った貯金はどのようにカバーする?

毎月の家計は赤字にならなくても、貯蓄が減るのは嫌なことです。受験勉強にかける1年間が終了した後は、減った分を戻す行動をとるようにしましょう。受験も臨時の塾代も、ずっと続くわけではないのです。進学先によっては、塾に通うことは必要がなくなるということもあります。

今までかかっていた費用がかからなくなるというだけではお金はたまりませんから、改めて支出を見直して、減らせる支出はないか検討しましょう。また、状況によっては、働いていない方は働く、今の仕事をしながら副業をしてみるなど、収入を増やすことを考えてもよいでしょう。

投資信託の積み立てをはじめ、教育費の一部やその他の資金を作るのもよいことです。絶対ではありませんが、預貯金として持つよりはお金を増やせる可能性がありますから。このように、一時的に支出を増やし、貯金を減らしてしまったとしても、その後いかに回復させるかを考え、実行できれば、問題はないのです。

ただし、お金の使い過ぎはカバーができないことがあります。塾、講習との付き合い方はくれぐれもよく検討し、必要最小限で済ませたいものです。

横山光昭(よこやま・みつあき)
家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表。お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の確実な再生をめざし、これまでの相談件数は2万3000件を突破。著書に『はじめての人のための3000円投資生活』『年収200万円からの貯金生活宣言』など。オンラインサロン「横山光昭のFPコンサル研究所」を主宰。

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