塾の夏期講習で家計が赤字 臨時の教育費どう備える?

2021/8/4
写真はイメージ=PIXTA
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「夏を制する者が受験を制する」などといわれます。来春の受験を予定している人は、この夏休みも勉強を頑張っていることでしょう。受験生でなくても、塾などが開催する「夏期講習」を活用されているお子さんも、多くいらっしゃるかもしれません。

子どもの勉強をサポートするといえば塾や通信講座などが思いあたります。「夏期講習」など臨時の講習は毎月の支出にプラスしてその費用を支払うことになります。小中高を問わず、夏期講習などを受講すると、一時的にでも「家計が赤字になった」「やりくりが厳しくなった」と感じるご家庭も多いようです。

特に受験生は、夏期講習が終わっても、冬期講習や年末年始合宿、直前講習など、受験本番を迎えるまでに様々な臨時講習が開催されます。お子さんが希望するなら、スケジュールや費用負担面を考慮しつつ、「何をどれだけ受けるのか」を検討することになります。

塾に行かないという選択肢もありますが、それで子どもが後悔することになったら……などと不安を抱える親御さんも多くいらっしゃいます。毎月の月謝以外に発生する臨時の塾費用とは、どのように付き合っていくとよいでしょうか。

臨時講習は数万~数十万円

学校で開催する講習とは違い、塾の臨時講習は1コマあたりが高額です。また受講も1コマで終了ということはなく、10コマ、20コマ、人によってはそれ以上を受講することを勧められます。コマ数により講習の料金が変わってくるのですが、塾から勧められるがままに受講をするとしたら、20万~30万円にもなることもあります。

受験生ではありませんが、我が家の小学4年生がこの夏の講習で勧められたのは20コマ。10コマ単位での契約で、10コマ4万円強、20コマ8万円強、30コマ12万円強……という形になっていました。三女が高校受験をする時の夏期講習は30コマほどで23万円といわれましたし、五女が小6の時の夏期講習は20コマ8万円以上から勧められました。

これをこのまま受講することが、もしかすると子どもの受験を応援する「良い親」なのかもしれません。ですが、日々様々な方の収入・支出を見ている立場から言わせていただくと、一般的なご家庭には負担が大きいのではないかと思うのです。

毎月のことではない、一時的な支出。ボーナスから支払ったり、貯金を切り崩したりして支払うことでなんとかなる場合も多いです。しかし、受験前の1年間はその「特別な支出」が必要になることが複数回訪れます。そのため、事前にお子さんと力をつけたい教科などを話し合い、講習で頑張る部分、自己学習で頑張る部分などをある程度決め、支出をコントロールするとよいと思うのです。

つまり、支出すべきところと、支出しなくてよいところを見極めるのです。教育についてはプロではないので、強くは言えませんが、家計をコントロールする意味では、ある程度、工夫や調整をしながら塾と付き合うことが必要だと考えます。

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特別支出として家計と切り離す