■6位 新潟県産ル レクチエ
(新潟) 350ポイント 独特の香り、年中楽しめる

甘くとろけるような食感と香りが特徴のフランス原産の西洋ナシ「ル レクチエ」は新潟県が全国一の生産量だ。

栽培が難しく、冬前の1カ月ほどしか出回らない希少品でもある。「アイスにして年中楽しめるように」と考えたメーカーが果実の特徴を再現した。

松本さんは「香り、味、食感の全てがル レクチエを感じさせる工夫に感激した」と絶賛する。風味を際立たせるために入れた洋ナシのリキュールが存在感を発揮し、「香りが体中に広がるような上品さがある」(佐藤さん)。

(1)151円(2)セイヒョー(3)https://seihyo.shop-pro.jp/

■7位 みかんアイスバー
(和歌山) 330ポイント おいしさ知る農家が味追究

有田ミカンの生産から加工・販売まで手掛ける農家出身のメーカーが「ミカンのおいしさを最大限生かせるように」と果汁を75%使用して作った。産地の有田地域は山の急傾斜が多く、水はけの良い土壌が甘いミカンを育む。原田麻子さんは「ミカンをそのままアイスにした老若男女に好まれる王道の味」と称賛する。

寒天とこんにゃく粉で固めたのが特徴的で、荒井さんは「プルルンとした食感で最後まで楽しく食べられる。あえて口溶けをゆっくりとさせた設計で素材の余韻を楽しめる」と分析する。

(1)210円(2)早和果樹園(3)https://sowakajuen.com/

■8位 最高峰の牛乳アイス 特別濃厚ミルク
(北海道) 270ポイント 大地の恵み詰め込む

土、牧草、牛の3要素を研究して試行錯誤を重ね、完全放牧の酪農にこだわる宇野牧場(北海道天塩町)のミルクを使う。

コロナ禍で牛乳の消費が落ち込んだことに胸を痛めた地元経営者らが、酪農家を応援しようとクラウドファンディングで予算を集めて商品化した。

二村英彰さんは「シンプルで生乳のサラサラした感じが良く出ている」と評価する。荒井さんも「口溶けが良くあっさりしていて、口の中でアイスが牛乳になってしまう不思議なアイス」と表現する。

(1)432円(2)w/北海道(3)https://whokkaido.thebase.in/

■9位 土佐茶のバーアイス
(香川) 230ポイント ミルクとお茶が優しく調和

地元四国の土佐茶をミルクアイスに混ぜ込んだ。メーカーの親会社が居酒屋も経営しており、カツオのタタキなど高知県の食材を取り扱う関係で、同県内の農家から「うちで作った土佐茶を使って」と持ちかけられた。お茶の香りを引き出す温度管理にこだわり、専門家の指導も受けた。はなともさんは「土佐茶のほろ苦さとミルクの甘さが見事にマッチ」とバランスの良さに驚く。

香川大学農学部が開発した「希少糖」と呼ばれる天然の糖分も使う。佐藤さんは「カヌレ型の個性的な見た目も良い」と話す。

(1)280円(2)アイスビストロヒライ(3)https://icebistrohirai.shop/

■10位 宇治抹茶パフェアイスバー
(京都) 200ポイント 豪華さ、味も見た目も

京都府宇治市内の茶房で提供する京都産の宇治抹茶を使った抹茶パフェを、アイスバーとして食べられるように商品化した。粉砕時の摩擦で色や香りが損なわれにくく細かい粒子が特徴の石臼引き抹茶を使う。

パフェに入っているミカンや粒あんがのり、「見た目が豪華で、デコレートしすぎて少し食べづらい」(宝田さん)ほどのインパクトがSNS(交流サイト)上でも人気だ。

佐藤さんは「抹茶のうまみを味わえるだけでなく、舞妓(まいこ)さんを連想させる愛らしい見た目が楽しい」と京都らしさを評価した。

(1)540円(抹茶味)(2)伊藤久右衛門(3)https://www.itohkyuemon.co.jp/

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希少な特産素材 地元でアイス化
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