急上昇ランキングでは、森七菜が1位。20年10月期の主演ドラマ『この恋あたためますか』で演じたヒロイン像が、幅広い年齢層で共感を集めた。今年2月公開の『ライアー×ライアー』では、映画初主演も果たしている。

スコアは小数点第2位で四捨五入。順位は第2位以下も含めて付けた

今年の急上昇ランキングの傾向として目立ったのは、30代以上の女優が脚光を浴びて上位に入ったこと。“怪演女優”として知名度が大きく伸びた松本まりかは、女優部門と総合の急上昇ランキングで2位。3位には、昨年1月期の『半沢直樹』や今年1月期の『俺の家の話』などで、存在感を放った江口のりこが入った。5位は、昨年11月公開の主演映画『タイトル、拒絶』で注目を集めた、20代後半の演技派といえる伊藤沙莉。近年は出演作が相次ぎ、名バイプレーヤーとしての注目度も高い。

若手の主役級も続々

急上昇6位の小芝風花は、20年4月期の『美食探偵 明智五郎』でヒロインを演じたのをはじめ、夏放送の『妖怪シェアハウス』、今年1月期の『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』で主演。明るいキャラクターを得意とする若手女優として、この1年ですっかり連ドラ主演級に定着した。

若手では上白石萌歌が急上昇7位。昨年9~10月にNHKで放送されたドラマ『天使にリクエストを~人生最後の願い~』でヒロインを演じたほか、今年1月に2夜連続オンエアされた木村拓哉主演ドラマ『教場?』で警察学校の生徒役を演じて注目を浴びた。19年に急上昇8位にランクインした姉の上白石萌音に続く急上昇トップ10入りとなる。

高い伸び率で急上昇19位となった堀田真由は、20年10月期の『危険なビーナス』にレギュラー出演したほか、昨年4月から13代目CMガールとしてリクルート「ゼクシィ」のCMに登場。いわゆる登竜門CMが少なくなるなかで、広瀬すず(14年)、新木優子(15年)、吉岡里帆(16年)、白石聖(19年)など、高確率でのちに主演級として活躍する女優を輩出するCMとなっており、堀田も今後の飛躍が期待される。

(ライター 高倉文紀)

[日経エンタテインメント! 2021年7月号の記事を再構成]

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