2021/7/30
赤を基調とした外観の「オメガ ショーケーシング」(一般公開はしていない)

オメガは1932年、ロサンゼルス大会で五輪全競技のタイムキーパーを初めて担当した。このときは10分の1秒まで正確に計測できる30個のストップウオッチを使い、1人のタイムキーパーが計時を担った。48年のロンドン大会で電子時代が到来し、ランナーがゴールラインを通過した瞬間にタイマーを電子的に止め、写真を撮影する「光電子セル」「フォトフィニッシュカメラ」を導入。計時の精度が一段と高まった。

オメガのオフィシャルタイムキーパーとして使ってきた計時機器で歴史をたどる
陸上やスポーツクライミングなどで使われる最新技術を紹介

アナログからデジタルへ、五輪での実績を重ねながら技術を磨いてきたオメガがこのほど、計時の進化の歴史と最先端技術を展示した「オメガ ショーケーシング」を東京五輪・パラリンピックの選手村に近い東京都江東区青海に開設した。ここはスポンサー各社が自社製品をPRするブースを展開するエリアで、本来であれば国内外の一般客が連日数万人訪れるはずだった。しかし、新型コロナの感染拡大に配慮し、現在は一般人は立ち入り禁止となっている。

ひときわ目立つオメガカラーの赤で彩られた外観のショーケーシングは開会式前日、メディア向けに公開された。32年のロサンゼルス大会以降、各大会で使われたストップウオッチの数々。12年のロンドン大会で登場した100万分の1秒まで計測できるクァンタムタイマー。電子ピストルや、スピーカーやセンサーを内蔵した陸上競技のスターティングブロック。実際に触れたり走ったりして計時の技術を体感できる、アトラクション的な仕掛けもある。

五輪の過去の大会で実際に使われたストップウオッチ
各国の国旗をイメージしたNATOベルト

オフィシャルタイムキーパーとして「結果」を計る精度と正確さを究めたオメガが今、挑戦しているのが、冒頭に挙げたようなレースの「経過」すべてのデータ収集と解析だ。選手、コーチ、メディア、観戦者に提供したこうしたデータが、さらにどのような付加価値を生むのか。コーチングやコンテンツの革新に及ぼす影響を注視していきたい。

(Men's fashion編集長 松本和佳)


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