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音声サービス「Spoon」  手軽さ&多機能で若者に人気

エンターテック

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日経エンタテインメント!

ClubhouseやVoicyといった新たな音声配信サービスが話題となっている昨今、韓国発で2018年に日本に上陸したのが「Spoon」です。アプリの累計インストール数が全世界で3000万を突破するこのサービスは、誰でも簡単に音声の生配信や、音声コンテンツの投稿ができます。日本でのサービス立ち上げから携わってきた、Spoon Radio ジャパンのカントリーマネージャー・川村絵美香氏に、MTVジャパンやユニバーサルミュージックなどで新規事業開発を担ってきた鈴木貴歩氏が話を聞きました。

【解説】「Spoon」とは?
配信者と会話ができるコラボ配信機能も搭載
韓国で2016年に始まり、日本で18年4月にローンチされた、生配信を行ったり、録音音源を投稿できる音声配信サービス。今年4月からは最大5人でのコラボ配信が可能となり、配信者とリスナーが直接会話を交わせるようになった。配信者は、投げ銭によって収益をあげられる仕組みで、会員制ファンクラブ機能の「メンバーズ」(月額500円)を活用し、定期的な収入を得ている者も。また、アニメ映画の声優、マンガのラジオCMの声のオーディションの場としても活用されている。

メインのユーザー層は16~24歳

――日本でのサービス開始から3年がたちましたが、好調のようですね。

現在、日本国内の月間ライブ配信数は150万以上にのぼるなど、右肩上がりで成長を続けています。Spoonの特徴の1つは、メインのユーザー層が16~24歳と若いこと。この世代はネット上に自分を出していくことが当たり前の世代だと思うんですが、いざ自分で発信するとなると、インスタやTikTokなど、ビジュアル含めて自分をよく見せる必要がある。その点、Spoonは音声のみということもあり、リラックスした自分を表現できる場所になっています。なので、「配信するぞ」と構えて行う方よりも、「誰かに電話をしよう」くらいのテンションでやっている方が多い。その気軽な雰囲気がウケているのかなと思います。

――様々な機能を備えていることが人気の要因だと感じました。

Spoonには、「LIVE」「CAST」「TALK」の3つの機能があります。配信者が生配信を行えるのが「LIVE」。使われ方として多いのは雑談系ですね。"ながら使い"もよくされていて、ゲームをしながら、メイクをしながらなども目立ちます。また、話のネタに困らないよう、リスナーにトークテーマを募集できるお便り機能、複数の選択肢から選んでもらう投票機能なども備えています。

録音した音声を投稿できるのが「CAST」。こちらは残っていくものなので、クオリティーを意識した作り込んだものが多いです。ラジオDJ風の番組、ボイスドラマ、ASMRといったコンテンツが投稿されています。またシチュエーションボイスと呼ばれる、"就寝前に彼女と電話をする彼氏設定のボイス"なども人気です。

「TALK」は、最大30秒の音声を投稿できる掲示板のようなもので、これは他の音声配信サービスにはないものですね。使われ方は様々で、例えば「このセリフをどう読む?」というお題に対して、ユーザーたちが思い思いのボイスをアップするなど、新たなコミュニケーションが生まれる場となっています。アニメ『秘密結社 鷹の爪』さんとコラボしたときは、「たかのつめ~」という有名なセリフを募集する企画を行い、数千人が参加して下さいました。

「寝落ち配信」が人気に

――人気配信者も数多く生まれているそうですね。

Spoonは22時~深夜2時頃が1番のピークタイムで、「寝落ち配信」という、リスナーが聴きながら眠りに落ちる配信が人気コンテンツの1つなんです。なかでもエネさんは「寝落ちの帝王」と呼ばれている配信者。川のせせらぎのBGMに乗せ、今日起こったことをゆったりとしたペースで語っていて評判になっています。

逆に、煉獄さんはクラブミュージックをバックに、パリピノリのトークを展開しており、ストレス発散になると人気です。他にも、青樹恭大さんは弾き語り配信を行っている方で、オリジナル楽曲も制作しており、Spoonをきっかけに脱サラまでされたそうです。

彼らのような人気配信者がもっと活躍できる場を作ろうと考え、この4月からTBSラジオで『Spoon presents 梶裕貴 声のひとさじ』(木曜/21時30分)という番組も始めました。人気声優の梶さんMCの番組で、Spoonの配信者たちが隔週でゲスト出演しています。今後も、他メディアとのコラボを積極的に進めていく予定なので、将来的には、「Spoon出身の〇〇です」みたいな人気者を数多く輩出できればと思っています。

スズキの視点

各所で"盛り上がり"が語られる「音声配信」ですが、各サービスを見ていくと、かなり提供価値が異なっており、多様性があります。なかでもSpoonは、2つの意味でとてもパーソナルなサービスだと感じました。1つは配信者が"エイリアス"=違う自分を演じることを楽しんで配信していること。2つ目はファンがそんなエイリアスと一緒に非日常を耳で楽しんでいること。こうした双方の特別なつながりによって、Spoonの月間利用時間が他サービスに比べて長くなるのだとうなずけました。

鈴木貴歩
ParadeAll代表取締役。"エンターテック"というビジョンを掲げ、エンターテインメントとテクノロジーの幸せな結びつきを加速させる、エンターテック・アクセラレーター。エンターテインメントやテクノロジー領域のコンサルティング、メディア運営、カンファレンス主催、海外展開支援などを行っている。

(構成 中桐基善)

[日経エンタテインメント! 2021年8月号の記事を再構成]

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