アニメ『BATEN KAITOS』幾つものMVで1つの物語つむぐ

日経エンタテインメント!

ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)の「ビジュアル&キャラクタービジネスグループ」に位置し、大ヒットアニメを続々と手掛けるアニプレックス。その協力のもと2020年12月に発表されたのが、アニメMV(ミュージックビデオ)プロジェクト『BATEN KAITOS』(バテン カイトス)だ。

気鋭のアニメーション作家Wabokuとアニプレックス傘下のアニメ制作スタジオA-1 Picturesがタッグを組み、『呪術廻戦』のテーマソング『廻廻奇譚』などで知られるEveが楽曲を提供。歌唱はソニー・ミュージックレーベルズのMyuk(ミューク)という布陣で、3月28日に第1弾MV『魔法』を公開した。この楽曲はノイタミナのアニメ『約束のネバーランド』第2期エンディングだが、全く異なる独自の物語によるアニメMVだ。

2つの大きな惑星が上界と下界に分かれて隣接する世界で、落ちてきたウサギを少女が治療し上界に送り返す。コミカルなやり取りやダイナミックな動きなど見どころ多数。公式サイト「BATEN KAITOS」(https://batenkaitos.com/)では、設定や原画も見られる。

「昨今アニメMVを多く見かけるようになりましたが、単発のものが多く、同じアーティストとクリエーターが組んでも映像自体のつながりがないのがもったいないと思っていて。それなら世界観を共有したMVを複数作って1個のIP(知的財産=コンテンツ)にできないかと考え、かねてより注目していたWabokuさんにツイッター経由で声をかけました」(企画を立ち上げたアニプレックスの古橋宗太プロデューサー)

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