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御徒町店のランチ「ジンギスカンミックス定食」(1408円)。熟成肩ロースと漬け込み肩ロースの合い盛り。これにご飯とスープがつく。ご飯とスープと野菜はお替わり自由

まず基本のセットは、「塩〆熟成肩ロース」と野菜盛りの「ジンギスカンラムちゃんセット」が968円。ご飯やサラダなどは別料金だが、ご飯は220円からで卵かけご飯(418円)などバリエーションもある。1200円もあれば、ジンギスカンを楽しめるのだ。

ランチはさらにお得で、1408円。基本のセットに小鉢2品が付き、野菜、ご飯やサラダ、スープは食べ放題となる。正午から午後8時までの通し営業だから、遅めのランチにもちょうどよい。

もっとがっつり行くなら、食べ飲み放題プランがおすすめだ。「贅沢(ぜいたく)全フード食べ飲み放題コース」だ。店内のすべての商品とドリンクを食べ飲み放題にできて、90分で4378円。郊外型焼肉店は、最近食べ放題店が主流だが、すべての商品を食べられるプランは3000円台後半。それに飲み放題をつけると5000円近くになる。それに比べると、安めだし、都心で利用できるのがうれしい。

スジが少なく、さくっとかみ切れる

何より、肉がうまいのだ。くさみがないのはもちろん、スジが少なく、さくっとかみ切れる。歯が弱くなり始めた中高年向き。どうも「塩〆熟成」という仕込み方法がカギらしいのだが、店内にもホームページにも説明がない。いろいろ調べると、塩釜焼きのように塊肉を岩塩で包み、低温で熟成。うま味と軟らかさを実現する技術のようだ。

つけダレ用の薬味。シュンギク、ネギ、ショウガ。卓上の容器に入ったタレを注いで使う。追加薬味(110円)もある

もう一つ工夫がある。ジンギスカン鍋で肉を焼くためには、だいたい牛脂を使うのだが、「ラムちゃん」は和牛の牛脂にこだわっている。加熱しているうちに脂が流れ出て下のポケットにたまるから、野菜はここで「揚げ焼き」にするとサックリ感とうまみが出てくる。ここに「にんにく」(275円)を投入しても良い。

肉自体には味がついておらず、つけダレをくぐらせる。これがなかなか。タレ自体は少し甘めのサッパリ味。香味野菜は、ネギとショウガと、そしてシュンギクのみじん切り。このシュンギクがいい感じだ。鍋に入っていると「シュンギク、ダメ」と嫌う人がいるが、みじん切りにすると、苦味があまり気にならず、ほんのり香りをつけてくれる。

「〆のつけ麺」(308円)。アルマイトの鍋が効いている

お供とシメはご飯もよいけど、おすすめは「つけ麺」(308円)。懐かしいアルマイトの鍋に中華麺が泳いでいて、ラムの肉汁と脂分が浮いているつけダレで食べる。2人で行けば、1鍋あれば、十分だろう。注文しなかったが、「ほうじ茶漬け」(308円)も魅力的だ。

店内は、割とさっぱりした内装。コンクリート打ちっ放しの壁で、天井から排気用のダクトがテーブルに上から下がっている。ある意味、無機質だ。ただ、BGMは面白い。80年代ソングばかりかかっている。CHAGE and ASUKA、レベッカ、JUDY AND MARY。オジさんにはうれしい選曲だ。今はカラオケ行けないから、思わず歌いたくなってしまう。

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