4位から7位までは関西勢が続く。なかでも5位の西大和学園は、昨年度8位からの躍進だ。21年入試では東大合格者数ランキングで初のトップ10入りをしており、東大シフトを明確にしている。4位の京都の洛南は大規模校。6位の東大寺学園と7位の甲陽学院は、率で見ればそれぞれ全国3位と4位に躍り出る少数精鋭校だ。

大学通信調べ。※印は国立、◎印は私立、無印は公立を示す。合格者数は各高校への調査などから集計した。校名は現在の名称

8位は戦後の中高一貫校化1期生から1度も東大合格者数ランキングトップ10から外れたことがないのに1度も1位にはなっていない麻布。9位は国立の高校としては唯一の男子校である筑波大附駒場。こちらは1学年160人規模の小規模校なので、率のランキングでは灘に次ぐ2位となる。なんと6割以上の卒業生が東大に合格している。

トップ10で唯一の公立が10位の北野。昨年度13位からの躍進だ。京大合格者数が多い。トップ10の中で共学校は、洛南、西大和学園、北野の3校のみ。のこりの7校はすべて男子校である。

女子校が1校しかない社会的背景

東大志向から医学部志向へのシフトが顕著な11位のラ・サールは、率で見れば7位。12位の渋谷教育学園幕張は海外大学進学にも力を入れていることで有名だ。この渋谷教育学園幕張と5位の西大和学園はどちらも、1980年代半ばにできて飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進したという意味で、東西を代表する進学校だ。

唯一の女子校が13位に登場する桜蔭。ちなみに、東大学部生の女子率は19.7%(2021年5月1日時点)、京大は22.1%(20年5月1日時点)、国公立大医学部合格者に占める女子の割合は33.7%(20年入試)。女子校が上位には来にくいわけである。

同じく13位の福岡の久留米大附設は医学部に強い。15位の旭丘は、公立校としては北野に次ぐ2位。名古屋という土地柄、東大にも京大にも国公立大医学部にもバランス良く合格者を出しているのが特徴だ。

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