急上昇する中堅・ベテラン勢

スコアは小数点第2位で四捨五入。順位は第2位以下も含めて付けた。調査時期は21年2月のため、長瀬智也はTOKIOと記載

劇場公開と配信を同時に行った行定勲監督の映画『劇場』や、Netflixオリジナルドラマ『今際の国のアリス』で主演を務めた山崎賢人は、若手演技派としての地位を確固たるものとし、18ランクアップ。沢村一樹は、20年12月から21年2月期で大きく跳ねている。菅野美穂主演ドラマ『うちの娘は、彼氏が出来ない!!』の“彼氏候補”役が要因の1つだろう。

急上昇ランキングでは北村匠海が唯一2桁の伸びを示した。北村は調査期間中に、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』『とんかつDJアゲ太郎』『さくら』の3本で主演を務め、さらには森山未來や勝地涼らと共演した『アンダードッグ』も公開。俳優としての躍進とともに、スコアを押し上げたのが音楽活動だ。DISH//として『THE FIRST TAKE』で披露した『猫』は、大ヒット曲となった。3位には若手演技派として地位を固める仲野太賀がランクイン。

男優総合と急上昇の両方にランクインしたのは、長瀬智也、綾野剛、堺雅人、遠藤憲一、賀来賢人、松本潤、妻夫木聡、風間俊介の8人。大河ドラマの主演という大役を担った吉沢亮は5位。20年は、夏にかけて急上昇した。映画『一度死んでみた』(20年3月)、『青くて痛くて脆い』(20年8月)の公開のほか、『ZIP!』のパーソナリティーを筆頭に、情報番組への出演やCM出演が影響したと見られる。今後、『青天を衝け』効果で、スコアの伸びがさらに期待される。

8位の間宮祥太朗は、映画よりもテレビドラマでの活躍が目立った1年。大河ドラマ『麒麟がくる』では明智光秀の片腕となる明智左馬助を好演。若手編集部員役を務めた21年1月期のドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』の放映時からスコアが急上昇した。

ジャニーズ勢で最も伸びた河合郁人(2位)は、バラエティでの活躍がスコアを押し上げたと見られる。8位のジェシーは、山田涼介と田中圭が共演した刑事ドラマ『キワドい2人‐K2‐池袋署刑事課 神崎・黒木』で若手刑事役を好演して上昇。15位の目黒蓮は、スペシャルドラマ『教場II』で存在感を放ち、2年連続の急上昇ランキング入りとなった。

(ライター 横田直子)

[日経エンタテインメント! 2021年7月号の記事を再構成]

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