高級リゾート物件が絶好調 価格2倍、軽井沢は品薄

高級別荘・リゾート物件が人気です。富裕層向けに1億円以上のマンション、リゾート物件を扱うリストインターナショナルリアルティ(横浜市)によると2020年4月以降、お客さんからの問い合わせが増えています。今年の1月には全物件のうち別荘・リゾート物件の問い合わせが45%を占めました。前の年は16%だったので大きな伸びです。2月以降も40%前後で推移しています。件数ベースでは今年6月時点で544件。すでに昨年1年間に匹敵する問い合わせが来ています。

平均価格2倍も

高級リゾート物件の需要が増えているのは買い手の主役の富裕層の増加に連動しているようです。ここでいう富裕層とは不動産以外に保有する金融資産が1億円以上の世帯。保有する金融資産が5億円以上の世帯になると超富裕層といいます。野村総合研究所によると2020年は富裕層と超富裕層合わせて133万世帯。年々増加しています。物件価格も上がっています。リストインターナショナルリアルティの成約平均価格も現時点で1億9000万円。昨年に比べて2倍になりました。驚きですね。

なぜ、こんなに上がっているのでしょうか。

主な要因は3つあります。まずは国内リゾート需要の増加。コロナ禍で海外旅行を含む遠出がしにくくなりました。感染リスクを最小限抑えつつ余暇を過ごしたいと国内のリゾートに目を向けました。2番目は株高です。今年2月に日経平均株価が一時、3万円台を回復しました。資産拡大効果で別荘やリゾート物件を買う人が増えました。3番目はテレワークの普及です。富裕層に多い企業経営者も職場を離れてリモートで仕事ができるのが実証され、別荘を買う動きにつながりました。値段の方程式はこちらです。今年のリゾート物件価格の高騰=「国内リゾート需要」プラス「株高」プラス「テレワーク」です。

人気は東京都心から1時間半以内

人気の物件に特徴はあるのでしょうか。リストインターナショナルリアルティの人気エリアランキングをみるとすべてが軽井沢や箱根、千葉の房総エリアといったなど東京都心から1時間半以内でいける物件が人気なんです。価格は物件により、ばらつきがありますが、例えば静岡県南伊豆町伊浜の別荘は間取りは4LDK+S(サービスルーム)。土地面積610.83平方メートルで価格は1億2000万円です。軽井沢の別荘で土地面積は10552.97平方メートル(私道含む)で17億円です。

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軽井沢は物件不足