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新型コロナウイルスで一気に増えたテレワークですが、またオフィス中心に戻る組織も多くあります。その理由としてはテレワークではコミュニケーションがうまく取れなかったり、成果があまり上がらなかったりといったことがあるようです。

しかし、長年完全テレワークの組織で働いている成瀬岳人氏はコミュニケーションの「心技体」を学べば、問題も少なくなるし、成果を上げられる組織も作れると語ります。成瀬氏の『成果がぐんぐん上がる 自律的に働くためのリモートコミュニケーション術』(日経BP)から、テレワークでのコミュニケーションのコツを紹介します。

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自らの「律」を持つこと

「心技体」のそれぞれを簡単に説明していきましょう。

リモートコミュニケーションの「心技体」

リモートコミュニケーション・マインド(心)で大事なことは、「自律」です。テレワークでは、物理的には一人で行動することが多くなります。チャットなどで関係があっても自らつながりを求めていかなければ一人です。一人でいるとなんらか不安を感じるものですが、「何となく、そこにいる」という心持ちでは、この不安に打ち勝つことはできないと成瀬氏は言います。

そこで重要なのが「自律」です。「自立」ではありません。一人で何もかもこなさないと、ということではなく自分で考え、自分の意見を持ち、必要に応じて先輩やマネジャーを頼って自らの役割を果たすことです。行動よりも考えが大事であり、だからこそ「心」のポイントとなるのです。

自律性を持った上で、必要になるマインドが「目的思考」と「相手思考」です。ひとりよがりにならず、仕事の目的や相手の状況などを考えながらコミュニケーションを取ることで、全体がスムーズに進むようになります。

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