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転職先では即戦力が期待される(写真はイメージ) =PIXTA

転職先では即戦力が期待される(写真はイメージ) =PIXTA

転職をするビジネスパーソンが再び増えている。転職サイト「日経転職版」は特別セミナー「プロが語る、これからのキャリアのあり方とは?」を開催した。転職エージェントのアクシス(東京・渋谷)の末永雄大社長に、誰にとっても応用が効く転職の基礎知識とその使い方について話を聞いた。

――昨今の転職マーケットはどのようになっているのでしょうか。

新卒の市場との比較でお話しすると、まず転職活動は、新卒と比べて孤独な戦いだと言えます。新卒のときの就職活動では同期が50~60万人くらいいるような状況ですが、転職活動は人それぞれ自分のタイミングで開始することが多いので、相談できる相手がいなかったり、受け身でいると情報が入ってこなかったりします。

新卒は基本的にポテンシャル採用ですが、転職時の中途採用では即戦力が求められます。思った以上に経験値や即戦力が重視されることに戸惑う人も多いです。

中途採用では新卒2、3年目の人もいれば、社会人10年目の人もいます。様々な年齢の人、経験を持った人が競争相手となり、1つの席を奪い合う状況になります。まず、そのようなマーケット環境であることを、冷静に把握しておいたほうがいいかもしれません。

――年齢の違う人たちが席を奪い合うということは、年齢が重要になるということでしょうか。

転職における年齢のインパクトは、正直言ってあると思います。最近では、「コロナ禍の今、転職をすべきなのか?」「もう少し時期を待ったほうがいいのではないか?」という相談を受けることが増えました。「不況か、好況か」ということ以上に、年齢のほうが実際には影響があります。好況になるまで待っていると、年齢的にさらに不利になってしまう場合が多いです。

法律上は「年齢制限を設けてはいけない」とされていますが、1つの席を2人で奪い合う状況になったときには、年齢相応のスキルがあるかどうかという観点で見られると思っておいたほうがいいです。

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