家の中の風通しをよくする
家の中の風通しをよくすることで、熱気を外に出すことができます。また風が肌にあたると体感温度も低くなります。
風通しをよくするためには、風の入り口とともに出口を作らなければなりません。南と北など対となる2つの窓を開けるのがおすすめ。家の構造上うまく対となる窓を開けられない場合は、玄関に網戸を設置して扉を薄く開けるだけでも効果があります。網戸は簡単にテープで張り付けられる網戸カーテンなどもあるので、賃貸物件の場合でも活用できます。
また南向きの窓と、キッチンの換気扇という組み合わせでも風の流れを作れます。
家の中の風の流れというのは複雑で、周りの建物との関係もあります。実際、筆者の家では、それまで空き地だった南側に家が建ってから、 2階の窓を開けると1階のキッチンに風が吹いてくるようになりました。
そのため、家の中のあちこちの窓を開閉して、どの窓の組み合わせが一番風通しがよくなるか実験してみることをおすすめします。窓を開け、いつも自分が過ごす、涼しくしたい場所に座ってみましょう。ティッシュペーパー1枚広げて持つと、ペーパーの揺れで風の動きが分かりやすくなります。
調理で室温を上げない
ガスの火を使えば室温はおのずと高くなってしまいます。真夏の間だけ調理方法を変えてみるのも一つの手です。
例えばそうめんやそばは、水でほぐすだけで食べられるタイプにしたり、野菜などはゆでる代わりに電子レンジで加熱することで、室温の上昇を防ぐことができます。
長時間煮込むカレーなどは、以前の記事「煮込まず省エネ レトルトカレーでアレンジレシピ」で紹介した方法もおすすめ。レトルトカレーを調味料のように考え、野菜や肉だけサッと炒めてあわせるようにすれば、加熱時間をかなり短縮することが可能です。
今回紹介したような工夫をするのとしないのとでは、同じ外気温でも室温が大きく違ってきます。暑いと感じるのを我慢してエアコンの電気代を節約するのではなく、室温を上げない工夫をして健康的に節約してみてください。
