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希少な純国産ウナギと和食職人の料理 横浜・吉田町

2021/7/26
ウナギ1尾がすきまなく重箱に詰められている「鰻重/月丁」
ウナギ1尾がすきまなく重箱に詰められている「鰻重/月丁」

「割烹(かっぽう)蒲(かば)焼 横浜八十八(やそはち)」(以下「八十八」)は明治43(1910)年に、初代女将(おかみ)の荒井米さんが創業した割烹蒲焼料亭。

「八十八」という店名は、「米」の崩し字に由来している。現在は三代目女将・荒井テイコさんが跡を継ぎ、吉田町店のほかに、石川町店、町田店、ニュウマン店(横浜駅)の4店舗を構えている。

趣ある外観に品のある白いのれんがよく似合う吉田町店。JR根岸線・関内駅から野毛町方面へ向かう一角にある「都南ビル」の1階で、大正時代に建築された「都南貯蓄銀行」(現在の横浜銀行)の内装をそのまま使用している。

中に入ると、大正時代のロマンチックな風情が残る建築と現代的なしつらえが見事に融合した、独特の雰囲気。さりげなく飾られた直筆の絵画や揮毫(きごう)が、多くの文化人に愛された歴史を感じさせる。

ゆったりとしたフロア席のほかに個室が3室ある。

日本最古の金庫メーカー製造の「金庫室」は人気の個室

そのひとつが、幕末に創業した日本最古の金庫メーカー・竹内金庫製造の「金庫室」。皇室や日本銀行などでも使用されていたが、現在は流通しておらず、「幻の金庫」と言われている。その金庫室の中でウナギを食べられるのは、日本中でもここだけだ。

吉田町店店長の福田明美さんによると、「個室は3室とも広さが異なりますので、人数や用途によって使い分けていただけます。でもやはり『金庫室』が一番、人気がありますね」とのこと。

「八十八」の鰻重(うなじゅう)は貴重な純国産ウナギの中からその日により最良のものを厳選し、さらに一般的なウナギの1.5倍のサイズのものだけを使用しているのが特色だ。

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