「さらに彼らのデビュー後には、その音楽を受け取り、応援してくれるファンに対しても実直で誠実であることにつながってくる。このことは本当に大事にしてほしいです。

結局、人は『自分のことを誠実に扱ってくれている』と思えば、『この人は人柄がいい』と捉えると思うんです。ほかのメンバーやスタッフやファンに対して誠実に向き合っていたら、自然と『人柄がいい』につながっていくんじゃないでしょうか。ただ、この場合の人柄は、(NiziUを生んだ)J.Y. Park氏の言う『人柄』とはちょっと違うかもしれません。

もちろん、これから彼らは、自分たちの一部の発言や姿、態度しか見てない人たちに、いろんなことを言われる機会も増えるでしょう。表に出ている以上、そうなっちゃうかもねと思うし、ある程度は仕方ないと受け入れる必要もある。

けれども、その一方で忘れないでほしいのは、自分を見てくれている人、応援してくれている人がいること。その人たちは、大切な時間やお金や心を自分たちのために注いでくれているわけです。注いでもらったことに対しては、まず最低限の感謝とリスペクトがないと不誠実。そこに対して誠実であることは僕自身も大事にしていますし、デビューするメンバーにも誠実さを求めていくつもりです」

SKY-HI(日高光啓)
 1986年12月12日生まれ、千葉県出身。ラッパー、トラックメイカー、プロデューサーなど、幅広く活動する。2005年AAAのメンバーとしてデビューし、同時期からSKY-HIとしてソロ活動を開始。20年にBMSGを設立し、代表取締役CEOに就任。

(ライター 横田直子)

[日経エンタテインメント! 2021年8月号の記事を再構成]

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