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SKY-HI 番組・ライブ…世に出ているものが自分の全て

連載 SKY-HI「Be myself, for ourselves」(9)

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NIKKEI STYLE

日経エンタテインメント!

SKY-HIが手掛ける、日本にこれまでなかった新しいボーイズグループの誕生を目指すオーディション・プロジェクト「BMSG Audition 2021 -THE FIRST-」(Hulu、『スッキリ』〈日本テレビ系〉などで配信・放送中)が、視聴者の熱量を高めている。番組内での課題曲『Be Free』はiTunes1位を達成し、そのパフォーマンス動画はYouTube再生回数282万回(7月19日現在)に上っている。現在はデビューメンバーの座を賭けて、メンバーの育成が進んでいる最中だ。

今回は、SKY‐HIがボーイズグループに求める「人柄」について聞いた。SNSなどで見ている人からよくも悪くも自由に言われ、時には本人の意図とは違う"真実"が歩き出す時代。その時代を生きるには、「表」に出る人間はどう考えるべきなのか。彼自身がAAAのメンバーとして、またソロのアーティストとして経験してきたからこそ、オーディション参加メンバーに「自分」の守り方について伝えられることがある。

「SNSが活発な今の時代、人前に出て活動を続けるのは、かなりキツいこともあります。情報の受け取られ方や受け取られたものの2次発信の仕方に、モヤッとする部分が非常に多いです。自分の音楽性を突き詰めていきたい気持ちや様々な色眼鏡で見られることに対する絶望とかがあるなかで、今は自分のSNSも、情報を上げるためにしか使っていません。代わりに、B‐Town(BMSGの月額制ファンコミュニティー)のほうでは、今回の『THE FIRST』の話も含めてこまめに発信しています。

SNSなどでの(自分に対する様々な)声に対して、傍観者という立場に立ってみたならば、シンプルに『いやいや、君たちは本当の姿は知らんやろ』とか『出ている部分だけで、人間性なんてどうやって見るの?』という気持ちが正直あります。人は自分が見たいように見るので、悪い方向に見ようと思えば悪い方向に見るし、いい方向に見ようと思えばいい方向に見るんですよね。これはもうしょうがないこと。

当事者としても、どうせ理解されないんだから『もういいや』という気持ちがあります。はたから見ると、他人を突き放していると受け取られかねないことも厭(いと)わない姿勢でやってきました。ただ、それって、昨今のアイドル業界としては決して得をする生き方ではない。

自分はAAAというグループのメンバーでもあり、ソロアーティストでもありますが、その活動自体が、どちらの立場からも異色で、どちらからも色眼鏡で見られることが多かった。グループのメンバーとして見られることで損をすることもあるし、ソロ活動がAAAのメンバーとしては損に働くこともあります。

ただ、損をすることが増えようとも、『自分が自分であること』のほうを特に大事にしたかったし、今は、その結果つかみ取ったアーティスト性、音楽性、自分自身というものがあるので、自分はその過去に対して本当に誇りを持っているんです」

「でも、まだデビューしていない彼ら(オーディション参加メンバー)にその生き方を強いたり、その生き方に憧れさせたりしてしまうのは違うと思っています。オーディションを進めて新しいボーイズグループをプロデュースする立場として、あるいは彼らが所属する会社の社長としては、彼らに対しても僕と同じような生き方を選ばせることもちょっと間違いなんじゃないかなと思います」

名前の表記を変えた理由

「ありがたいことに、今まさに彼らにファンがどんどん付き始めているタイミングです。でも、例えばクリエイティブ審査で言えば、Huluで配信しているのは、彼らが24時間×9日間=計216時間過ごしたうちのたった1時間でしかないんです。216分の1を画面を通して見せただけで、番組を見ている側にとっては、それが彼らの全てになってしまうし、今後もずっとそう。デビュー後は約2時間のライブが全てだし、こうしてインタビューを文字に起こしたものが全て。世に出ているものが、自分の全てになってしまうことは間違いないので。

彼らの名前の表記を、4次審査から本名のフルネーム表記からカタカナ表記のアーティストネームに変えたのも、そこに関わってます。特に今の時代には、『人に見られている自分』と『自分しか見ていない自分』の2つを明確に切り分ける必要があると思っているから。本名だとプライバシーの問題がある、とかでは全くなく、ただ本人自身にとって、その2つを切り分けられる時間が絶対に必要だと思っているからです。

もしSNSとかで自分でエゴサ(エゴサーチ)しようものなら、もう24時間それが気になっちゃう。そういう場で、いいことも悪いことも言われている自分を、"自分じゃない人間"というふうにある種、切り離せる状態を作っておかないと危険だなと思っています。自分自身、AAAのメンバーとしては本名の『日高光啓』でやっていますが、自分のことを知らない人たちに本名で話されている状況はマジできついし、やめてくれと思うことはやっぱりありますね」

『BMSG Audition 2021 -THE FIRST-』
 それぞれのメンバーがデビュー候補生としての課題を克服するための育成が行なわれている『THE FIRST』。いよいよ審査も大詰めを迎えている。番組は毎週Hulu、『スッキリ』(日本テレビ系)、TVerでの配信・放送に加え、YouTubeでも不定期配信中。
SKY-HI(日高光啓)
 1986年12月12日生まれ、千葉県出身。ラッパー、トラックメイカー、プロデューサーなど、幅広く活動する。2005年AAAのメンバーとしてデビューし、同時期からSKY-HIとしてソロ活動を開始。20年にBMSGを設立し、代表取締役CEOに就任。

(ライター 横田直子)

[日経エンタテインメント! 2021年8月号の記事を再構成]

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