デコルテをきれいに見せる「襟形」に注目 上半身映えにも有効

1枚で楽に過ごせるから、いろいろなバリエーションのワンピースをそろえておけば、コーディネートの「軸」を任せられます。複数のワンピースを使い分けるにあたっては、「襟」の形がポイントになります。

基本となる襟形は「ラウンド(丸)、スクエア(四角)、Vネック」の3種類です。それぞれに異なるイメージを持っているから、着ていく場面に合わせて使い分けがききます。

素肌の透明感を引き立ててくれるのもスクエアネックの長所

丸首タイプは「定番」とも呼べそうなスタンダードな襟形ですが、1枚持っておくと重宝するのは、胸元に四角く窓が開いたようなスクエアネックのワンピース。その理由は、独特の「きちんと感」が備わっているから。直線ならではのキリッとした印象はリモートワークでの「上半身映え」にもつながります。

すっきりした雰囲気が伴うから、袖を優美にふくらませたり、刺しゅう飾りを施したりしても甘さが抑えられます。品格が備わるところも、大人女性にふさわしい胸元と言えるでしょう。

ほどよいメリハリのあるシルエットはスタイルアップ効果大

鋭角のVネックは胸元に引き締まった印象を呼び込みます。「V」の角度次第で、異なるイメージをまとえるのも、Vネックの魅力です。フェミニンなイメージのワンピースでも、Vカットを選べば凛(りん)とした表情をアピールできます。

Vネックのおかげで、すっきりした見え具合になっているので、さわやかな色やエレガントな柄との相性に優れています。自然界を思わせる優しいグリーン系をベースに有機的な花モチーフをあしらって、クラシックで上品なムードに導きました。

カーディガンを羽織ったときも胸元のVラインがシャープ感をキープ。ジャケットを羽織ればさらにキリリとしたシルエットを描くので、ビジネスシーンでも重宝しそうです。

正面を裾まで貫く黒ラインがスレンダー感を強調

最も一般的な丸首タイプは、首回りに朗らかなムードを寄り添わせます。見慣れた形ですが、正面にスリットが入った「スキッパー」は、目新しい印象を与えるデザインです。基本形は丸首なのに、細いVネックのような切れ込みが加わっているという「いいとこ取り」がスキッパーのよさ。やわらかい印象とシャープなイメージを兼ね備えているわけです。

黒で縁取りを加えると、さらにスキッパーの魅力が引き立ちます。首回りにネックレスを付けたかのような見え具合に。身頃と袖に切り替えを施した黒の縁取りが引き締め効果を発揮。たおやかでエレガントな総レースと相反するシャープさが、さらに趣の深いコントラストを生みました。

開きすぎず、詰まり過ぎない首回りは、1枚で着映えするのはもちろん、襟付きジャケットにも襟なしノーカラージャケットにもマッチ。着こなしのレパートリーが広がります。

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「ドレープ、タック」使いで立体感を 体形もカムフラ