ロケで認められて変化が

ここ3年で、コンビでのレギュラーを7番組も増やした(終了したものは含まず)。同時に、タレントパワーも年々上昇。以前はゲスト出演が中心だったが、立ち位置としては迎える側になることが増えた。意識の変化などはあるのか。また、芸人として1つ上の段階に行けたと感じた瞬間は?

大悟 うーん、僕は意識の変化はそんなないかなぁ。ノブは仕切り側でやるから、多少ちゃんとせんとダメなんでしょうけど。

ノブ そうっすねぇ、変わらずやってますけどね。2人とも「ダウンタウンさんになりたい」って始めて、いずれは司会だったり、自分たちの番組を持ちたいっていう夢はあったんで、MCとして迎える側になったときに「うわっ、エライこっちゃ」とか、「こんなことになってる、大変だ!」とかはなかったですね。「ありがたい、よし、よし」みたいな感じで。まぁ本当、楽しんで帰ってほしいっていうのが1番ですね。

ロケとか、クイズ番組とかに来てくれて、長い収録とかしんどいじゃないですか。「意外と面白かった」とか、「また来たい」とか思ってくれたらいいなって、そればかり考えてるかな。ディレクターさんが本来、意図しているものってあるじゃないですか。その要望より、「この人ら、楽しんでるかな」って考えてしまうのは、変化かもしれないですね。前は、「オモロいこと言ってやるぞ」みたいなことで頭がいっぱいでしたけど。

この前、『ノブナカなんなん?』(テレビ朝日系)に、V6の井ノ原(快彦)さんが来てくれたんですよ。V6さんって、僕ら高校のときにずっと見てたスター。『あさイチ』のキャスターで、『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)の司会者のあの人を、今自分が回して話聞いてるんやと思って、すごい変な感じがしました。うれしかったです。

大悟 僕も、とんねるずの石橋貴明さんとか、子どもの頃から見てた人に会うと、「うわー、本当にテレビに出てるんやなぁ」って、いまだに思いますね。変化といえば、『テレビ千鳥』の影響からか、新しい番組だったり、企画をやるときに「何します?」みたいなところから入ってくるようになったかな。「千鳥さんのやりたいことを」と言ってもらえることが多いです。

以前は番組側が決めたことに乗っかってやるのが基本だったのが。いい線引きはできたかもしれないですね。「ここに千鳥を呼んでもなぁ」という番組には、呼ばれなくなって。やりたくないことなんか、そんなやってないですもん。楽しい仕事をさせてもろうてると思いますね、僕らは。

次回は、やり残していることや今後やってみたいことなどを語ってもらう。

>>後編「千鳥 YouTubeをやらない理由はあの番組があるから」

『テレビ千鳥』

 19年4月から深夜でレギュラー放送を開始し、20年10月から日曜22時台の放送に。DVDの第2弾が6月30日に発売(4巻~6巻の計3巻)。千鳥のインタビューに出てきた、パンティをブーメランにして飛ばす「でん悟ろう先生の科学実験ショー!!」は4巻、「人気ブラジャー当てるまで帰れま3」は5巻に収録。泣く泣くカットした未公開映像や、千鳥が番組を見ながらトークする企画も。(日曜22時25分/テレビ朝日系)

(ライター 内藤悦子)

[日経エンタテインメント! 2021年7月号の記事を再構成]