初のトップ10入り千鳥 「楽しい仕事しかしていない」

日経エンタテインメント!

現在最も勢いのある芸人は、間違いなく千鳥だろう。コンビで持つレギュラーは全部で10番組。その人気を裏付けるかのように、今回のタレントパワーランキング(※)では8位と、初めて総合トップ10に入った。[タレントパワーランキングはタレントの「認知度(顔と名前を知っている)」と「関心度(見たい・聴きたい・知りたい)」の調査を基に、2つのデータを掛け合わせて「タレントパワースコア」を算出、ランキング化したもの]

過去5年で総合トップ10に入った芸人は、19年に総合No.1に上り詰めたサンドウィッチマンの他は、タモリ、博多華丸・大吉、渡辺直美と、いずれも好感度の高さが浸透している面々。どちらかというと男性ウケが中心で、少し荒っぽさがある印象の千鳥が、ここまでど真ん中の評価を得るとは、数年前は誰も想像できなかったに違いない。

大悟(左)1980年3月25日生まれ、岡山県出身。ノブ(右)1979年12月30日生まれ、岡山県出身。高校の同級生で、2000年にコンビ結成。「NHK上方漫才コンテスト」優秀賞(05年、07年)、「M-1グランプリ」決勝進出(03年、04年、05年、07年)など。12年に東京に進出(写真:橋本勝美)

支持層を見ると、女性20代が最も多く、次に女性30代、女性10代と続き、実は女性人気が高いことが分かった。

バラエティの中心に躍り出た現在、MCが増えるなどの立場の変化はどう感じているのか。ここで改めて語ってもらった。まずは、タレントパワーの結果について。

ノブ 8位? へぇ~。知名度と関心度ですか? それは早くCMに使ってもらったほうがいいですね(笑)。いいデータですもんね。ありがたいです。でも女性支持って、意外ですね。

大悟 それはまぁ、そこを狙ってましたから。

ノブ どこがやねん! 何が起こってるんだろう。本当、僕らはデビューして、「baseよしもと」っていう劇場でやってた頃から、女子人気なんかあったためしがないんですよ。NON STYLEとかはバレンタインのチョコレートが段ボールで来る感じだったけど、僕らはリアルに5、6個……。理由を聞きたいですね。

まさかの企画で苦情ゼロ!?

取材は『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)の収録日だった。『テレビ千鳥』は、TVerのマイリスト登録者数が130万人を超え、実は全バラエティで1位の番組。MCが増えるなかで、“プレーヤー”で居続けられる番組であり、思い入れも強いという。

ノブ 26時台の、めちゃめちゃ深い時間から始まったんですけど、コワイぐらいにやっちゃダメなことがなくて。第1回目に、お互い100円だけ持ってゲーセンに行って、何に使うかっていうだけの企画をやらせてもらって。今2年以上たって、時間も22時台に昇格したんですけど、何も変わっていないんですよ。そこがすごい。

大悟 「こんなんやろうか」って話したとき、「それはやめておきましょう」ということもなく。怒られたらやめるか、みたいな雰囲気。だから1番、僕ら千鳥が好きなことをやっている番組ですね。

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