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スパイシーや醤油系料理に合うのは

タイカレーなど、ちょっと甘さを感じる東南アジアのスパイシーな料理には、料理のコクを一段と引き出してくれる「上質な酸味と甘味を兼ね備えたワイン」(ワインズ・オブ・ジャーマニー)がいい。スパークリングワインもいいが、ここでは「ベッカー リースリング&ゲヴュルツトラミナー2019」(2750円)を紹介したい。

ベッカー リースリング&ゲヴュルツトラミナー2019

リースリングとゲヴュルツトラミナーをブレンドしたこのワインは、フレッシュな果実味と酸味のバランスに加え、しっかりとしたボディーと、わずかに感じる甘味が印象的だ。ゲヴュルツトラミナーはライチやスパイスの香りが特徴の白ブドウ品種で元来、東南アジア系の料理に合うと言われている。リースリングとブレンドすることで、切れ味のある酸味が加わり、一段高いレベルに仕上がっている。

アジアには醤油系の料理が多い。すき焼きや豚の角煮もそうだし、東南アジアには魚醤(しょう)を使った料理がたくさんある。しょうゆ系の料理には、シュペートブルグンダー(ピノ・ノワールのドイツ語名)から造った赤ワインがおすすめだ。

アレンドルフ クエルクス2016

「アレンドルフ クエルクス2016」(6380円)は、プラムの香りや、樽(たる)熟成由来のバニラやチョコレートの香りが濃厚な、フルボディーな一本。力強さがあり、醤油系の中でも、すき焼きなど甘味の強い料理と合わせたい。

蒸しギョーザや小籠包(ショーロンポー)、棒棒鶏(バンバンジー)など、やさしい味わいの蒸し料理には、素材の味わいをじゃましないよう、「突出した香りがなく、味わいもニュートラル(中立的)でミネラル中心のワインがよい」(ワインズ・オブ・ジャーマニー)という。

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