ソロキャンプ飯をおいしく あると便利なグッズ8選
ソロキャンデビュー 必携グッズ総まとめ(中)
1人でキャンプをする「ソロキャン」(ソロキャンプ)にはコンビニ飯や調理済みの食事を持参してもよいが、現地でキャンプ飯を作るなら、そのための調理器具も必要だ。炊飯に加えて、パスタをゆでたり炒め物をしたりとマルチに活躍するアルミ製の箱型飯ごう・メスティンや、食材を加熱するためのガスバーナーが筆頭。他にも、肉を焼くなら鉄板といったように作りたい料理に応じた調理器具をそろえる。
3つの調理を同時にできる斬新な発想のクッカー
キャンプ用調理器具の人気ブランド、ユニフレームが21年2月に発売した製品。蒸す、湯煎、沸かすという3つの調理が同時にできるユニークなクッカー。例えば、外鍋でインスタント味噌汁を作るための湯を沸かしつつ、内鍋でアルファ米を湯煎し、缶詰のおかずを蒸して温められる。実勢価格7500円(税込み)。
キャンプ調理の必携アイテム ソロに最適なサイズが新発売
万能に調理ができるメスティンはぜひ入手したい。一般的なメスティンは1.8合炊きだが、3COINSが新発売した商品は一回り小さい1合炊きのため、1人分を作れればよいソロキャンには最適だ。手ごろな価格でマルチに使えるので、複数買って持参しても便利に使えそうだ。実勢価格1100円(税込み)。
卓上バーナーとしても使える鉄板焼き一体型バーナー
スノーピークが21年の新商品として発表し、発売を控える鋳鉄製の極厚鉄板がセットになった鉄板焼きバーナー。鉄板を取り外すと卓上バーナーになるので、鍋などを載せて調理もできる。火力は2500キロカロリー/時と十分だ。予定販売価格2万8380円(税込み)。
細かい火力調整にも対応する持ち運びに便利なカセットコンロ
ゴトク部分を本体内部に折り畳んで収納できるカセットコンロ。キャンプ用シングルガスバーナーは細かく火力を調整しづらい製品も多いが、これは通常のカセットコンロと同様に火力を自在に調節できるので初心者にも扱いやすい。対応する調理器具の大きさは直径14~30センチメートル。自宅用とキャンプ用とを兼ねられる。実勢価格1万978円(税込み)。
肉を焼くのに向いた厚みのある鉄板
厚さが6ミリメートルと分厚い鉄板。蓄熱性が高く温度を一定に保てる厚みのある鉄板は、たき火で肉を焼くのに向く。大きさは21×15センチメートルで、ステーキ肉を焼くには最適。調理後に鉄板をそのまま皿として使えば、洗い物も減らせる。鉄板を持ち上げるハンドルも付属する。実勢価格3680円(税込み)。
厚みのある断熱材で保冷力が優れる 持ち運びも楽なソフトクーラー
5層構造で厚みのある断熱材を用いているソフトクーラー。軽量の割に、保冷力が抜群だ。「24」は350ミリリットル缶を24本と約6.3キログラムの氷が入る容量。ソロキャンだけでなく、複数人でキャンプをする際にも十分な量の食料と飲み物を持ち運べそうだ。定番の「キャンバス」シリーズには、小型の「12」などサイズが数種類ある。外側の色や柄も選べる。実勢価格1万4300円(税込み)。
電源がない場所でも使える、バッテリー式の保冷温庫
保冷はマイナス18~10度の間で5段階、保温は55度か60度で設定可能な保冷温庫。バッテリーは別売りで、マキタ製の電動工具などと共通の18ボルトバッテリーを使う。自動車のアクセサリーソケットも電源として対応。キャンプや災害時に重宝する。実勢価格7万6780円(税込み)。
キャンプサイトには区画ごとに水道があるわけではない。自身が割り振られたサイトによっては、水くみ場から距離がある場合もある。一度に多くの水をくんで保管しておくためのウオータージャグも重宝する。
ソロキャンなら1泊2日分も余裕 7リットルと大容量のウオータージャグ
調理などで水が必要になるたびに炊事場まで往復するのは面倒なので、水をストックできるウオータージャグがあると便利。容量が7リットルあるので、ソロキャンなら1泊2日に必要な水をためられる。使用しないときはコンパクトに畳める。内部は洗えないので、使用後はフタを外して逆さにつるして十分乾燥させたい。実勢価格580円(税込み)。
(ライター 岡本ゆかり)
[日経トレンディ 2021年7月号の記事を再構成]
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