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食品ロスの5割は野菜 無駄にしない上手な保存方法

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NIKKEI STYLE

食品廃棄率とか食品ロスという単語はここ数年で耳にする機会が増えた方も多いと思います。日本において、年間1人当たりの食品ロス量は48kgで、これは年間1人当たりのコメの消費量(約54kg)とほぼ同じ量になります(消費者庁「食品ロス削減関係参考資料」2021年版より)。

少し古い数字になりますが、2014年度の農林水産省「食品ロス統計調査」によると、世帯の食品ロスの内訳は「野菜類」が47.7%、「果実類」17.8%、「調理加工食品」10.2%など。食品ロスの5割近くを野菜類が占めています。

買い物をするときは、誰も捨てるつもりでお金を払ってはいないでしょう。でも実際はせっかくお金を出して買った野菜の一部を捨ててしまうという無駄なことをしてしまっています。買ったものを全て食べるのであれば、買う量も減り、自然と食費の節約になります。

今回は買った野菜を無駄にしないためにも、野菜の保存方法を改めてご紹介したいと思います。

常温保存が向いている野菜

包丁を入れていない(切っていない)ジャガイモやタマネギ、ゴボウ、カボチャなどは常温保存することができます。

いずれも直射日光が当たらない風通しのいい場所がおすすめです。泥がついているものは、泥付きのまま保存したほうがよい状態で保存できます。

タマネギは特に風通しがよい状態で保存するため、ストッキングに入れ1個ずつ間で結んでつるしておくのがおすすめです。最近では100円ショップで専用のネットも売っています。

ジャガイモは風通しのよい冷暗所で段ボール箱などに入れ、新聞紙をかぶせておくと3~4カ月は保存することができます。またそのときにリンゴを一緒に入れておくと、リンゴが出すエチレンガスの作用で、ジャガイモが発芽しづらくなります。ただしリンゴは1~2週間しか日持ちしないので、定期的に食べて入れ替える必要はあります。

・季節によっては冷蔵庫の野菜室に

ここ数年、猛暑を超えて酷暑と言われる日が多くなった日本の夏。夏の間、常にエアコンの冷房をつけ室内を涼しくしているのでなければ、ジャガイモやタマネギも冷蔵庫の野菜室で保存したほうが日持ちします。

その際は冷えすぎを防ぐため、1個ずつキッチンペーパーや新聞紙で包み、ポリ袋に入れてから野菜室で保存します。

カットした野菜の保存方法

半分にカットして売られているキャベツは、カットした面から変色していくのを見たことがある方も多いかと思います。野菜はカットして空気に触れたところから酸化してしまうのです。

常温で保存できるタマネギやジャガイモも、半分だけ使ったというような場合は、食品用ラップで包んで野菜室で保存します。その際はとくにカットした面にラップを密着させて空気に触れないようにしましょう。

丸ごと買ったキャベツやレタスはカットするのではなく、外側の葉からむいて使うようにすると長持ちします。また芯と呼ばれることが多い茎の部分に成長点があり、つまようじを2~3本刺しておくと成長しようとする力を止められ長持ちすると言われています。茎が硬くてつまようじを刺しづらい場合は、100円ショップで売っている専用のグッズ(写真左)も便利です。

ワタがある野菜・葉物野菜の保存法

カボチャやゴーヤなどワタがある野菜をカットした場合は、ワタの部分から傷んでしまいます。その日のうちに種とワタを取り除き、ラップを密着させて包んで野菜室で保存します。

小松菜やホウレンソウはそのまま野菜室に入れておくと2~3日もするとしなびてきてしまいます。これらの葉野菜は、新聞紙やキッチンペーパーに霧吹きをして軽く湿らせたもので包み、ポリ袋に入れてから野菜室に入れると1週間程度は葉がピンとした状態で保存することができます。

基本的にはどんな野菜も冷凍保存できる

ここまでは常温保存や野菜室での保存をご紹介しましたが、基本的にはどんな野菜も冷凍保存することができます。

特徴的なものをいくつかご紹介しますと、レタスは一度冷凍すると元の状態にはならずしなっとしてしまうので、スープや煮物に使うのがおすすめ。ジャガイモは大きいまま冷凍すると中がスカスカになってしまうので、細くカットしてフライドポテト用にしたり、加熱してマッシュしてから冷凍するとポテトサラダやコロッケなどに使いやすくなります。

キャベツはロールキャベツにして冷凍するのがおすすめ。冷凍されたことにより繊維が壊れるため、長時間煮込まなくても柔らかなロールキャベツを作ることができます。

今回はせっかく買った野菜を保存中に傷めてしまわないために、より長く保存できる方法をご紹介しました。基本的に野菜は収穫され、流通業者によって運ばれ、店頭に並び、野菜室に入るまで、日ごとに栄養価は落ちていってしまいます。冷凍することで栄養の損失は多少おさえることができますが、やはり買ってから早めに食べきることで野菜の栄養を多く摂ることができます。

食品ロス削減のためにも、食費節約のためにも、買ってきた野菜は早めに全て食べきるよう心掛けたいですね。

矢野 きくの(やの・きくの)
家事アドバイザー・節約アドバイザー。明治大学卒。女性専門のキャリアコンサルタントを経て現職に。家事の効率化、家庭の省エネなどを専門にテレビ、雑誌、講演などで活動。著書:「シンプルライフの節約リスト」(講談社)他 オフィシャルサイト https://yanokikuno.jp

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