食品ロスの5割は野菜 無駄にしない上手な保存方法

2021/7/8
写真はイメージ=PIXTA
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食品廃棄率とか食品ロスという単語はここ数年で耳にする機会が増えた方も多いと思います。日本において、年間1人当たりの食品ロス量は48kgで、これは年間1人当たりのコメの消費量(約54kg)とほぼ同じ量になります(消費者庁「食品ロス削減関係参考資料」2021年版より)。

少し古い数字になりますが、2014年度の農林水産省「食品ロス統計調査」によると、世帯の食品ロスの内訳は「野菜類」が47.7%、「果実類」17.8%、「調理加工食品」10.2%など。食品ロスの5割近くを野菜類が占めています。

買い物をするときは、誰も捨てるつもりでお金を払ってはいないでしょう。でも実際はせっかくお金を出して買った野菜の一部を捨ててしまうという無駄なことをしてしまっています。買ったものを全て食べるのであれば、買う量も減り、自然と食費の節約になります。

今回は買った野菜を無駄にしないためにも、野菜の保存方法を改めてご紹介したいと思います。

常温保存が向いている野菜

包丁を入れていない(切っていない)ジャガイモやタマネギ、ゴボウ、カボチャなどは常温保存することができます。

いずれも直射日光が当たらない風通しのいい場所がおすすめです。泥がついているものは、泥付きのまま保存したほうがよい状態で保存できます。

タマネギは特に風通しがよい状態で保存するため、ストッキングに入れ1個ずつ間で結んでつるしておくのがおすすめです。最近では100円ショップで専用のネットも売っています。

ジャガイモは風通しのよい冷暗所で段ボール箱などに入れ、新聞紙をかぶせておくと3~4カ月は保存することができます。またそのときにリンゴを一緒に入れておくと、リンゴが出すエチレンガスの作用で、ジャガイモが発芽しづらくなります。ただしリンゴは1~2週間しか日持ちしないので、定期的に食べて入れ替える必要はあります。

・季節によっては冷蔵庫の野菜室に

ここ数年、猛暑を超えて酷暑と言われる日が多くなった日本の夏。夏の間、常にエアコンの冷房をつけ室内を涼しくしているのでなければ、ジャガイモやタマネギも冷蔵庫の野菜室で保存したほうが日持ちします。

その際は冷えすぎを防ぐため、1個ずつキッチンペーパーや新聞紙で包み、ポリ袋に入れてから野菜室で保存します。

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カットした野菜の保存方法