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「常に焦ってばかり」 働くパパ&ママお悩みのリアル

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日経 X woman

仕事や育児・家事などの山盛りのタスクを抱えて日々奮闘している子育て世代。タスクを時間までに終わらせられるかのプレッシャーで焦り、そのせいで毎日疲弊している、という人は少なくないでしょう。読者の皆さんは、具体的にどのような「焦り」を抱えているのでしょうか。アンケートで寄せられたエピソードを紹介します。

まず目立ったのは、子どもの送迎などの子育て時間と、親の仕事時間のやりくりに関して焦っているという声です。

読者のリアルな焦りは?

【子の送迎に間に合う? 仕事は終わる? の焦り】

保育園のお迎えの時間が18時、職場から自宅や保育園が遠いので帰りの電車の遅延の可能性も考えると16時20分には会社を出たい。仕事が本当に終わるかどうかにかかわらず「絶対的な」終わり時間が常に頭の中にあり、朝からずっと焦っている。特に、その日に片付けたい案件がなかなか終わらないと15時半くらいからさらに焦り出す。その日にやりたい仕事が片付かないままお迎えに行き、帰宅後また焦る。あのメールを送らなきゃ、このメールに返事をしなきゃと思うが、子どもをお風呂に入れてご飯を作るとあっという間に時間が過ぎていき……。夕飯がなかなか出来上がらないのに、子どもたちに邪魔されないようにキッチンに隠れて、こそこそとメールを打ったり資料を見たり。でも21時には子どもたちを寝かせたい、これでは間に合わない……と、また焦る(放送・広告・出版・マスコミ/編集・編成・制作/2歳と年少のママ)

長男は小学2年生だが、まだまだ時間を意識して行動することができない。加えて、かなり繊細な性質で、たびたび学校に行き渋ることもある。学校に間に合うように子どもに準備をさせ、私自身も仕事に間に合うように準備するため、朝はかなり焦っている(公務員/年長と小2のパパ)

在宅勤務している中、子どもが17時半に学童から帰ってくる。すると子どもに話しかけられるなどで、仕事が進まなくなり、その日のうちにやらなければいけない仕事や出さなければいけないメールに取りかかれないことにとても焦りを感じる。あっという間に時間が過ぎて、「夕飯の準備にも取りかからなければいけないのに」と、どんどん焦りが増す(電気・電子機器/研究・開発/年少と小1のママ)

子どものスポーツクラブの迎えなどで残業ができないため、勤務時間内に仕事を完結させるべく、朝から夕方まで、仕事中はずっと焦っている。もっと余裕を持って仕事がしたい……とぐったりする(教育・教育学習支援関係/専門職/小6と中1以上のママ)

コロナ禍で業務負担が増えて、焦りが増している、という声もありました。

コロナ禍で業務が増えて、焦りが増えた

コロナ禍で業績悪化、残業は原則不可状態。社員減少(異動・休職社員が発生した)と、新業態進出(コロナ禍による売り上げ減への対策)で業務が増えたのに、定時内に業務を終了させなければならないプレッシャーがある。財務経理という間違いが許されない業務で、時間制約と責任がのしかかっている。同僚や他部署も焦っている(卸売・小売業・商業/財務・経理/小6のママ)

子の発熱などに備えて「常に焦っている」

子育てしていると、どうしても避けられないのが、子の発熱などの緊急事態。1歳児を育てる2人のママから、下記のような「焦りの声」がありました。子ども自身がもう少し大きくなり、体力がついてくれば、急な発熱といった事態は減ってくる傾向がありますが、「子どもが保育園に通い始めて最初の数年間は、自分もそうだった」と共感する人は少なくないのではないでしょうか。

【子どもが病気になったら……の焦り】

どんなに仕事の生産性を上げても、子どもの体調不良(さらにそれが自分にうつって、自分の体調も悪くなる場合が多い)の際に生産性が一気に7割減になるので、仕事は前倒しして、バッファーを常に意識しながらやっている。 「仕事が速いねー」と評価をもらえることもあるが、ただただ焦っているだけ。 仕事の余白がなさすぎて辛い(放送・広告・出版・マスコミ/広報・宣伝/1歳と年少のママ)
 

子どもが突然熱を出したら、迎えに行くために仕事ができなくなるので、仕事の成果を上げるためには、曜日や時間を問わず時間が空いたら仕事をしたほうがいいかと、気づけばずっと仕事のこと考えて焦っている(機械・重電/資材・購買/1歳と年少のママ)

「ちゃんと」子育てや家事ができているのか、焦る

常に時間に追われる共働きママ・パパは、仕事だけではなく、子育てそのものも、限られた時間内に行わなければなりません。子育てを「ちゃんと」できているか、という点でも焦りを抱えている声が多く寄せられました。

【焦るあまり、子どもをせかしてしまう……】

子どもに毎日決まった時間に食事・歯磨き・お風呂・就寝させなければならないというプレッシャーがあり、5分でも遅れると焦る。つい「遅くなっちゃった」と口に出して子どものこともせかしてしまう(電気・電子機器/生産・製造/年少のママ)

決まった時間に保育園に送るため、本当は子どもが自分でできること(靴を履く、着替える)などを焦って親がやってしまう。 通園時、ゆっくり歩かせたいが、決まった時間に送りたい、暗くなる前に帰りたい、と、結局せかしてしまう(コンサルティング/総務・人事/0歳と2歳のママ)

【子どもを「ちゃんと」ケアできてる?……の焦り】

限られた時間で(略)宿題や体調の変化、友達関係など、気づいてあげられているか常に心配で、焦る(その他/総務・人事/年長と小3と小5のママ)

子どもの月齢によってその都度悩みが変わる。仕事している分時間が足りないし、しっかりケアしてあげられているのかが不安で焦っている(機械・重電/資材・購買/1歳と年少のママ)

朝に弱く、登校しぶりがある上の子の対応で、毎朝「遅刻しないように登校させなければ」と焦っている。なるべく睡眠時間を確保してあげたいが、おっとりさんなので、夕方以降の時間帯は、食事の用意、宿題や翌日の準備のサポート、お風呂、投薬(飲み薬、目薬など)など何をするにも時間との勝負のような気持ちでやっている(情報処理・SI・ソフトウエア/情報処理・情報システム/2歳と小2のママ)
 

学校の様子について、ゆっくり子どもから聞く時間もなく、宿題がちゃんとできているのか、学校や塾での勉強についていけているのかとても不安。仕事が忙しいのに、自分も夫も両親が遠くにいるため、助けを求めることもできず、全て自分でしなければならないしんどさ。 学童のお迎え時間に間に合わない、塾などの送り迎えに間に合わないことへの焦り。子どもの勉強を見てあげられないこと、ちゃんとした夕食を作ってあげられないこと、子どものお友達を家に呼んであげられないことへの焦りもある(電気・電子機器/技術・設計/小2と中1以上のママ)

毎日の家事への焦りの声もありました。

「焦って、結局自分がやってしまう」

【家事が終わらない……の焦り】

夕飯の準備を開始する時間が遅れると、夕飯の時間(19時)に間に合わなくなるので焦る。 冷蔵庫に食材が少なくなった状態で、献立が決まっていないと焦る(その他/財務・経理/小5と中1以上のママ)

夫がするとどうしても要領が悪かったり遅かったりするので、結局焦って自分でやってしまう(機械・重電/資材・購買/1歳と年少のママ)
 

隙間時間が少しでもあれば,何か家事をしている。ゆっくりできない。とりあえず、1日が終わるまでは息が抜けない(食品・医薬・化粧品/研究・開発/2歳と年長のママ)

教育、習い事、受験……子育てに関する「長期的な焦り」も

ここまで見てきたのは、毎日の生活に関わる、いわば「短期的な焦り」です。一方で、子育てや仕事に関して、長いスパンから見た「長期的な焦り」で悩んでいる声も多く寄せられました。例えば子どもの習い事に関して、「周囲を見て焦る」という悩み。

【習い事 今のままで大丈夫? の焦り】

周りの家庭が教育熱心な中、わが子には趣味レベルの習い事しかさせておらず、理性では大丈夫と思いつつ、マイペースな成長をしている子どもにふとした瞬間に焦りを感じることがある(情報処理・SI・ソフトウエア/経営企画/1歳と小2のママ)

上の子(小2)がおっとりしていて少し繊細で、登校前や帰宅後はイライラや大泣きをしやすい。疲れすぎると登校できないのではと思い、習い事は1つにしているが、経験が少なくなってしまうのではと少し焦りを感じている(情報処理・SI・ソフトウエア/情報処理・情報システム/2歳と小2のママ)
 

専業主婦の友達の話を聞くと、みんな習い事や幼児教室に通わせている。私は、時間的な余裕もなく、何にも習い事をさせていないので、子どもの成長の芽を摘んでいないかと焦りを感じる(放送・広告・出版・マスコミ/広報・宣伝/1歳と年少のママ)
【子どもの教育全般の焦り】

子どもの教育に関する他人のブログや、成功体験の記事を読むたびに、自分の子は全然できていないと焦る(卸売・小売業・商業/総務・人事/小3のママ)

日本の公立の教育に魅力を感じていないのに通学させていることに焦る(その他/財務・経理/小5と中1以上のママ)

 
子どもの英語教育に焦りを感じている。未就学児向けの英会話教室は、効果があると思えず通わせていなかった。英語に触れさせる時間や機会を増やそうとは思うが、多忙で後回しになってきている。英会話教室に通っている友達に追いつけるか、ニガテ意識を持たないかなど、焦ってしまう(卸売・小売業・商業/財務・経理/小6のママ)
【中学受験についての焦り】
 

自分は中学受験を経験していないし、地方出身で都内の学校事情も詳しくない。何も分からない中、妻が中学受験をさせたいという希望があり、焦って情報収集をしている。ある本では、「小学3年生の2月から塾通いを始めるのが一般的」「塾で下のレベルのクラスから、上のレベルに上がるのは至難の業。入塾当初から上のクラスに入ることを目指せ」と書いてあった。小3でトップクラスを目指すなら、小2の今から、入塾テストのための勉強が必要ということなのか……焦る。また、コロナ禍で学校見学等もままならないため、志望校の情報収集にも焦っている(公務員/年長と小2のパパ)

管理職への昇進や、転職、マミートラックなど、自身のキャリアに関する「長期的な焦り」を抱えている人も少なくないようです。

管理職への昇進、転職、マミートラック……「長期的な焦り」

【管理職になりたいけど……出遅れている? という焦り】

管理職になるために一定レベルのことを完結できることを証明する必要があるが、家事育児との両立の中で十分時間が取れず、歳だけとっている気がする。 焦りばかりで子どもにもきちんと向き合えず、イライラをぶつけてしまい、教育どころか人格形成に悪影響を及ぼしている気がする(金融・証券・保険/その他/年長と小2のママ)

子どもが生まれるたびに育休を取り、その後もずっと短時間勤務を継続している。保育園の送り迎えができることや、宿題を見てあげられることには、充実感がある。一方で、出世の道からは遠のいているように感じている。気がつけば、学生時代の友人の多くが管理職になりだしているが、自分はまだまだ……。自分のキャリアはこのままでいいのか、そうはいっても子育てにも手を抜きたくはないし、焦りを感じる(公務員/年長と小2のパパ)
 

時短を取得している間は管理職になれないといわれているが、高齢出産のためすでに管理職になる平均年齢を超えており、焦りを感じる(電気・電子機器/生産・製造/年少のママ)
【時短勤務の焦り もしやマミートラック?】
 

時短勤務で出産前と比べて仕事量をこなせない。そんな私を横目に20代の若手社員がどんどん重要な案件を任されている。「それ私がやりたかったのに(今の仕事量が限界だから言わないけど)。私はこのまま大きな仕事はできない? これがいわゆるマミートラックってやつ?」などと20代に嫉妬している自分に焦る。(放送・広告・出版・マスコミ/編集・編成・制作/2歳と年少のママ)
【資格を取得したほうがいい? の焦り】

漠然とやってみたいこと、興味のある分野はあるが、アプローチの仕方が分からないことに焦る。興味のある資格はあるが、金銭的な理由などで足踏みしていることに焦る(その他/財務・経理/小5と中1以上のママ)
 

転勤族の家族に合わせ、結婚時と出産時にキャリアを中断し、8年専業主婦を経験後、正社員で再就職をし、今に至っている。学生時代や独身時代に何か国家資格を取得しておけば、ブランクや転居後の再就職ももっとスムーズで、それなりの待遇で働くことができたのにと、後悔がある。とにかく仕事・家事・育児・介護の合間に勉強したり、実務経験を積んだりしていくしかないのかと考え、模索している(卸売・小売業・商業/財務・経理/小6のママ)
【転職のタイムリミットは? の焦り】

経理の仕事をしていたが、第1子出産後、総務に回されてしまった。自分自身の市場価値を下げたくないという焦りがあり、早いうちにまた経理として転職したいが、子が小さいのでできずにいる(コンサルティング/総務・人事/0歳と2歳のママ)

2度育休をとり、10年後くらいには早期退職の候補にされてしまう気がする。状況的に管理職を望めないのでこの先、転職するのか、今の会社で居続けるのか、焦りやモヤモヤがある(放送・広告・出版・マスコミ/広報・宣伝/1歳と年少のママ)

今の会社に居続けていいのか。悩みながら管理職になったが、転職サイトに登録したり、経済誌を購読したり、資格の勉強をしたりし続けている。自分の市場価値がどれくらいのものなのか、気になっている(運輸/財務・経理/小2のママ)
 

今の会社にいてもスキルアップできない。かつ時代に合わせて商品や業務をアップデートする気が経営者にない。根本的な解決をしないと収益が拡大しないばかりか右肩下がりではあるが、改革をしようとすると阻まれる。本音では変えたくないよう。転職を目指し2年ほど活動しているが、厳しい。自分が高齢になったとき、あるいは、今の勤務先が倒産した場合、どうやって就業していけばいいか。つぶしの利く仕事も検討していかないといけないと思い、保育士資格の取得なども考えている(市場調査/企画・調査・マーケティング/小4のママ)

(取材・文 小林浩子=日経xwoman DUAL)

[日経xwoman 2021年6月4日付の掲載記事を基に再構成]

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