検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

SKY-HI 仲がいいチームより「いいものを作れる空気」

連載 SKY-HI「Be myself, for ourselves」(7)

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

日経エンタテインメント!

アイドルやアーティストのグループを見る際に、ファンはチームの"仲がいい"ことを美徳として挙げることが多い。しかし、SKY-HIは「必ずしも仲がいい必要はないと考えている」と話す。彼が考えるチームの軸とは何か。またチーム内で各自が果たすべき役割をどう捉えているのか。

クオリティーのために思考し続けるチームを

「グループというのは、必ずしも仲がいい必要はないと僕は考えています。大事なのは、『いいものを作れる空気』。ものを作ることや出来上がったものを研鑽(けんさん)していくことに100%従事できる空気を作ってほしいと思っています。

経験上、本当にいいものを作れる空気ができていると自然と仲良くなっていきます。いいものを作れる空気を大事にしようとしたら勝手に仲良くなっていく。当然『尊敬し合う』『認め合う』とかも含めてです。そういうところで『思いやり』とか『優しさ』みたいなものはきっとキーワードになってくるんじゃないかなと思います。

例えば、『THE FIRST』の4次審査で、参加メンバーが作詞・作曲・振り付けを自ら手掛けたクリエイティブ審査では、最初からチームワークを大事にしようという課題で始めてしまうと、みんながみんな間を取ってバランスを考えるようになったと思います。間を取っていいものができることは絶対にないんです。

間を取って物事を決めるというのは、複数出たアイデアに対して取捨選択すること。誰かの意見が全く通らず、誰かの意見ばかりが通ってしまうときもある。意見を出している人がどれを通すかを決めて進めていくのが最悪のケースですが、彼らには、どの選択が音楽的に面白いか、パフォーマンス的にいいかという観点で選んでほしかった気持ちがあります。

一番見たくなかったのは、みんなの間を取るようなチームワークを大事にした挙げ句、工夫もなく凡庸なものができてしまうこと。クリエイティブ審査で、初めにTeam Bが出してきたものに対して『作り直して』と言ったのは、まさにメンバーそれぞれが作ったものを合わせただけのものだと感じたからです。

もちろん時間的な制約があるなかでしたが、そのなかで『ダンスをこうしなくちゃ』というような技術的な部分ではなく、『このチームで、どんな曲、どんなパフォーマンスをしたら音楽的に面白いのか』という部分を考えてほしかった。そのために中間発表の時間を設けて、他のチームにパフォーマンスを見せたり、他のチームのパフォーマンスを見ているわけですから」

チーム内の役割はメンバーにより変わるのが自然

チームワークと同様に、チーム内での個々の役割もSKY-HIの立場からは特に指定せずに、それぞれのチームに任せることにした。どんなチーム編成であっても、互いをリスペクトし、同じ目的に向かって心を1つにすることこそが最も大切なチームワークであり、成功への近道であるという。

「きっと番組を見ている人も『この人はリーダーに向いているんじゃないか』と感じているかもしれませんし、チーム分けの時にある程度は意識しています。ただ、歌やダンスにおいてはリーダー的な役割をお願いすることはあっても、人間性や関係値は、結局画面に映っていないところでずっと育まれている部分。その部分に課題や目標を設定するのはちょっと危ういのかなと思っています。

そういう意味では、彼らが配信・放送を通して視聴者に自身の人間性やチーム内での関係値を出そうと意識してないことは、すごく大切なことだと思っています。『仲がいいところを見せなきゃ』『自分のキャラクターをアピールしなくちゃ』となると、どうしても自分らしさから離れていくと思うし。そういう意識があって動ける人のほうが絶対に芸能人としては強い、素敵な要素だとは思うのですが。

4次審査ではクリエイティブ審査以降もチーム分けが都度都度変わってきます。一緒にやるメンバーが変わるたびに個々のチーム内での役割も変わってくるのが自然でしょうね。ただ、デビューメンバーを決める最終段階ではある程度、こちらがちゃんとチームとしての設計図を描くべきだとは思っています。

今回の合宿は審査が目的ではなく、あくまでも育成プログラム。だから彼らがとりあえず裸の心の状態で過ごすなかで、彼ら同士の絆を深めていける状態を作ることが大事なんです。それでお互いが本当にリスペクトする関係値を作らないと、自分が目指す新しいボーイズグループは作れないと思っています。

このプロジェクトは、彼らのためにも自分のためにも、どうしても成功させたい。頑張りがそのまま結果に結びつくかというと、それは誰にも分からないことですが、少なくともうまくいくための確度を1%でも高める責任と義務が自分にはあるんです」

SKY-HI(日高光啓)
 1986年12月12日生まれ、千葉県出身。ラッパー、トラックメイカー、プロデューサーなど、幅広く活動する。2005年AAAのメンバーとしてデビュー。同時期からSKY-HIとしてソロ活動を開始。20年にBMSGを設立し、代表取締役CEOに就任。「THE FIRST」のテーマソング『To The First』が配信中。

(ライター 横田直子)

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_