バックアップ先は外付けHDDがお勧め
バックアップ先には、いくつかの選択肢がある(図3)。結論からいうと、外付けHDD(ハードディスク駆動装置)にファイル履歴と内蔵ドライブ全体をバックアップするのがお勧めだ(MSオフィスの自動保存機能は、クラウドにバックアップが保存される)。内蔵ドライブはサイズが大きいので、現実的には外付けHDDの一択となる。それなら、ファイル履歴も外付けHDDに保存すればまとめて管理できる。

ただし、例外もある。モバイルノートをあちこちに持ち歩く場合、常に外付けHDDを接続しておくことは難しい。その場合、SDカードや出っ張りの小さいUSBメモリーを挿しっぱなしにして、ファイル履歴をそこに保存する選択肢もある。
バックアップの頻度はどれくらい?
バックアップの頻度は、対象によって変える(図4)。なるべく新しいファイルを保持するため、ファイル履歴は最短の10分ごとに設定する。MSオフィスの自動保存機能は、ほぼリアルタイムでファイルが自動的に上書きされ、それがクラウドにアップロードされる。

一方、内蔵ドライブ全体のバックアップは、週1回程度の頻度に抑えたい。内蔵ドライブは大容量なのでバックアップに時間がかかるうえ、完成するイメージファイルが外付けHDDの容量を圧迫するからだ。