ファイルの破損や削除から起動不能まで幅広く対応
バックアップが役立つのは、個別のファイルが破損して開かなくなったり、間違って削除したりしたときだ。慌てずバックアップ済みのファイルを取り出せばよい。“うっかり上書き”した場合も落ち着いて対処しよう。ファイル履歴は以前のバージョンも保持しているので、ファイルを上書き前の状態に戻すことができる(図5)。

内蔵ドライブの丸ごとバックアップが役に立つのは、ウィンドウズが不安定になったり起動しなくなったりしたときだ。ハードウエアが健全ならば、数十分でパソコンを元の環境に戻せる(図6)。

(ライター 岡野幸治)
[日経PC21 2021年8月号掲載記事を再構成]