料理別におろし分けができる、クラシックな多面タイプ

青芳「CASUAL PRODUCT クチーナ 4面チーズグレーター ミニ」(メーカー希望小売価格605円)。中国製、細切(細)、細切(荒)、粉チーズ、薄切の4種類のグレーター付き

青芳の「CASUAL PRODUCT クチーナ 4面チーズグレーター ミニ」は、4種類のおろし方ができるチーズグレーター。以前は、チーズおろしといえば、プロ用はこれでした。それぞれの刃は鋭く、切れ味は良好。リーズナブルなうえ、4種類ものおろし分けができるのでプロに愛用されています。

素早くたくさんおろせて楽しいロータリータイプ

新考社「ダイヤモンドリナー」(メーカー希望小売価格3080円)

イタリアンレストランなどのテーブルで、料理にチーズをおろす場合によく使われるのが新考社の「ダイヤモンドリナー」。取り外しできるドラムの中にチーズの塊を入れてハンドルを回すと、さらさらとチーズが降ってきます。素早くおろしたいときに便利なうえ、見ているだけでも楽しいので、テーブルでのパフォーマンスとしても使われています。

ダイヤモンドリナーのメリットは、刃に直接触れることなくおろせること。ハンドルは左右どちらにも取り付けられるユニバーサルデザインという点もうれしいですね。

パーツごとに分かれて洗いやすいのもメリットの1つ

本場イタリアのおおらかなグレーター

ビアンキ「ステンレスグレーター L パルミジャーノ」(メーカー希望小売価格2530円)

イタリアのなかで、おろし金やコーヒーミルの産地として知られるピエモンテ州ペッテナスコに本拠地を置く調理道具メーカー、ビアンキ。イタリアで唯一のおろし金に特化した工場を持つ老舗メーカーです。「ステンレスグレーター L パルミジャーノ」は、まさにチーズを細かく削るために作られたグレーター。どこか武骨な造りが好きという人も多くいます。

世界の料理人がはまったスタンダードタイプ

マイクロプレイン「プレミアム ゼスターグレーター」(メーカー希望小売価格3300円)

米国の調理道具メーカー、マイクロプレインは、もともと工具を扱っていたメーカーだったことから、刃を使用したおろし器などが得意。切れ味は工具のように鋭く、グリップも工具のような安定感のある握りやすいデザインが多いのが特徴です。同社の「プレミアム ゼスターグレーター」は料理人にファンが多く、YouTubeでプロの料理家が紹介したことから広く知られるようになりました。切れ味の良さに加え、先端に滑り止めが付いているなど機能性は優秀。種類が多いことも人気の理由です。

日本人のための、きめ細かさを盛り込んだグレーター

飯田屋オリジナル「エバーおろし」(希望小売価格3300円)、受け皿付き

手前みそですが、フワフワにおろせることを目指して、私の会社・飯田屋で開発したおろし器が「エバーおろし」です。金型から最後の仕上げまですべて国内で行い、20以上もの試作品を経て作りました。チーズ専用ではなく、ショウガやニンニクなど、フワフワにすりおろしたい食材全般に使えるようにしています。特徴は、一方通行ではなく、往復しておろせること。食材をなでるように動かすだけで削れ、目詰まりもしにくいので、後片付けもラクです。さて、チーズおろしに特化したほかの4商品と、どのような差が出るのでしょうか。

チーズグレーターは食感で選ぶべし

5種類のチーズグレーターを比較検証

今回は、ハード系のチーズ、パルミジャーノ・レッジャーノを使用し、スピード、細かさ、使いやすさを検証しました。

◆4面チーズグレーター ミニ

取っ手が上にあり、4面になっているため、慣れないと少し使いづらいと思いました。力を入れすぎるとチーズが折れてしまうこともあり、ささっとスピーディーにおろすのは難しいですね。でもおろしチーズの形状や大きさを均等にできるのはさすがにプロ御用達。

細切(細)の面を使用。均等な細かさに仕上がった

◆ダイヤモンドリナー

ハンドル式なので使いやすい。軽く回せて一度にたっぷりおろせるので、大量に使いたいときには便利です。ハンドルを回すほどチーズの香りが広がるのもいいですね。パーティーなどで、テーブルでサーブするならコレですね。

押さえをあげて、ドラムの中にチーズを投入する構造
ハンドルが軽く回せて気持ちいい。太い糸状に出来上がりました

◆ステンレスグレーター L パルミジャーノ

チーズ料理が多い国、イタリアのチーズグレーターは、シンプルでいいのですが、先端に滑り止めがないので、チーズを強く押しつけると滑ってしまい、コツが必要でした。細かくおろせるのですが、周囲に飛び散ることが多いのも残念。

チーズを握る手とグレーターを抑える手の力の入れ具合が難しい。飛び散りも激しい

◆プレミアム ゼスターグレーター

ビアンキとデザインが似ているので、飛び散るかなと思ったのですが、ほとんど飛び散ることなく、なめらかな使い心地でした。滑り止めがあるので、力を入れても安定していていいですね。空気を多く含んだフワフワなチーズにおろせました。ただし、裏側にくっついてしまうので、洗うのが大変そうです。

糸状におろせるが、とても軽いフワフワな感触に
裏側に織り込んだ構造になっているので、どうしてもたまってしまう

◆エバーおろし

コンパクトなのですが、刃の向きが交互に付いているため、往復しておろせるのでスピーディーにできました。刃の立ち具合の角度が抑えめなぶん、他の4商品に比べてチーズが薄くおろせました。力もほとんど必要なくおろせるので、疲れにくいと思います。

薄くてフワフワに
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5種類の検証の結果を発表