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音声技術がネットの主役になる日も近い?

音声技術がネットの主役になる日も近い?

2021年に入り、米国発の音声SNS(交流サイト)「Clubhouse(クラブハウス)」が日本国内でもブームになり、声を使ったコミュニケーション技術が一躍、脚光を集めた。音声を使った会話のやりとりの新しいインターフェース。インターネットにつながる主役は画像や本文などテキスト主体の従来の「眼」から、「声」に移りつつあるようだ。聴き手(リスナー)にとっては忙しい時でも「ながら聴き」ができるメリットはもちろん、情報の発信者にとっては「声」という比較的簡略な手段で投稿ができる。音声がひらく新たなネット上のコミュニケーションの可能性に期待が高まりそうだ。

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著者の緒方憲太郎氏

著者の緒方憲太郎氏

著者は1980年兵庫県芦屋市生まれ。音声コンテンツ技術を手掛けるVoicy(ボイシー、東京・渋谷)の代表取締役最高経営責任者(CEO)。大阪大学基礎工学部、経済学部を卒業。その後、2006年に新日本監査法人に入社し、その後複数の監査法人を経て、2016年にVoicyを創業しました。地元放送局のアナウンサーを父に持ち、「語り口から人柄や温かみが伝わる」声を生かしたサービスの事業化に取り組んでいます。

「耳から入れる情報」に活路

ボイステック。音声コミュニケーション技術を示す「ボイステクノロジー」の略です。これまでは文章や画像などのテキストが主体でしたが、新たにそこに音声が加わろうとしています。米国や中国で音声コンテンツ産業は急拡大していますが、日本では「ようやく成長し始めたところ」(66~67ページ)といいます。米国発の音声SNS「クラブハウス」が脚光を集めたように、「声」が私たちの身近なコミュニケーションツールになる日もそう遠くないかもしれません。

「情報発信の手段」として「声」には発信者独特の特徴があります。文字情報では表せない微妙な表現でも、それが一読してネガティブな表現だったにせよ、言葉の調子や声のもつ表現力で、伝え方はさまざまです。

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