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「オブジェクト指向」という言葉を知っていますか。プログラミングをする人なら、一度は目にしたり学んだりしたことがあるかもしれません。なかには、「大事そうだけど、難しそうだな」と感じている人も多いでしょう。

オブジェクト指向の考え方自体はそれほど難解ではありませんが、難しそうと思ってしまう理由もしっかりあります。その理由を知ることで、オブジェクト指向の本質により簡単に迫れることでしょう。ここでは、平澤章『オブジェクト指向でなぜつくるのか 第3版』(日経BP)から、オブジェクト指向が難しそうに思われてしまう理由を担当編集者がご紹介します。

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習い事を学ぶとき、乗り越えるのが難しそうなハードルに出合うことはよくあります。プログラミングにおける「オブジェクト指向」という考え方は、そうしたハードルの一つと言ってよいでしょう。現在主流のプログラミング言語であるJavaやPython、Rubyで採り入れられているほど広く普及しているものの、正面切って「オブジェクト指向を理解していますか?」と問われると、自信を持って「はい!」と即答しづらい人もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、私がそうです。プログラミングをはじめとするIT関連の編集者をしていながら、オブジェクト指向という言葉を見ると、つい身構えてしまいます。プログラミング関連の原稿が届いて、そのなかでオブジェクト指向という言葉が出てくるたびに、「この原稿の著者はどういう意味でオブジェクト指向を使っているのだろう。それと自分の認識は合っているのだろうか」と確認するクセがついてしまっているほどです。

オブジェクト指向という言葉に警戒心を持っている私ですが、ありがたいことに『オブジェクト指向でなぜつくるのか 第3版』の編集を担当する機会に恵まれました。その編集作業を通じて、オブジェクト指向の本質とそれが難しそうに思われる理由を簡潔に示す記述に出合ったので、抜粋ですが以下でご紹介します。

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